「設定が勿体ない」スーサイド・ショップ なつめさんの映画レビュー(感想・評価)
設定が勿体ない
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なんとなく消化不良。自殺用具店という店のお話をテーマにしたのはすごく面白いと思うけれど、家族が喜んで、すすんで店を切り盛りしているかと思いきや、全員どこかに葛藤を抱えている。その家族を変えるために考えた末っ子アランの方法が、またどこか半端というか…こどもらしいと言えばこどもらしいけど、これで家族が変わるのであればもう最初から自殺用具店なんてやらなければよかったんじゃあ…。
アランの姉のダンスシーンにはちょっとドキドキするものがあった。自分をブサイクで気持ち悪いと思っているひとが自分に女性を意識した時の陶酔の雰囲気が良い。アランの父親は、アランが羨ましかったということだろうか。実の子供を日本刀で殺そうと斬りかかっていくシーンはなかなかクレイジーだった。
映像は凝ってて綺麗。
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