「救いようがない」ある愛へと続く旅 ayaさんの映画レビュー(感想・評価)
救いようがない
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サラエボ紛争の話。哀しくて残酷で救いようがない。観賞後の不快感はこの上ない。性暴力シーンは目を背けたほどだった。世界中のどこかで同じような犠牲者が相次いでいるかと案ずると心が痛い。サーデット・ウシュル・アクソイの存在感と演技力が素晴らしい。長身の赤いロングヘアー、鋭い真っ直ぐな青い瞳。私の中で、ペノロペ・クルスを凌ぐ女優となった。彼女の出演作を今後チェックしようと思った。「人間であることが恥である」その台詞が今でも胸に刺さっている。非常にショッキングな内容で気持ちの遣り場に困った作品だったが、時間が経つにつれ色々考えさせられた。
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