「アクマで完全復帰。」黒執事 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
アクマで完全復帰。
水嶋ヒロ、俳優に完全復帰!?かどうかは分からないけど、
彼のようにオーラ出しまくる若手がいなくなるのは惜しい!
と思っていただけに、今回は裏方に回らなくて良かった(爆)
本人が何を望むかは別として、アナタには才能あります。
その若さで引っ込んでしまったら勿体ないぞー(オバサン談)
というわけで、ヒロがどんな感じかを観に行った。
内容はマンガ?(観ただけで分かる)そのものという感じで、
特異な世界観が冒頭から最後まで繰り広げられる、苦手なら
止めておいた方がいいかも…なんだけど、どうやら原作とも
かなり違う話になっているようで、オリジナルのファンからも
手厳しい評価を受けている模様。
うーん…私は比べようがないから分からないけど、原作通り
には出来なかった理由がどこかにあるんでしょうかねぇ…^^;
ちなみに剛力が伯爵だの男装の令嬢だの、そんな設定なので
巧いとか下手とかの問題では、もはやない。アクマで執事^^;の
セバスチャン(ヒロ)からして「あり得ない」世界が描かれていく。
物語は「女王の番犬」として働く彼らに西の女王から密命が下り、
連続ミイラ怪死事件の真相を探れとのことだったが…
伯爵と執事の関係性は途中で明かされるので、あーなるほど、
と分かるが、ポイントは悪魔が人間の魂をどこで手に入れるか、
その瞬間がくるのか、と思いながら観ていて…あ、やっぱり~
と、そこには意外性もへったくりもなかったところ。
殺伐とした世界観に人情感を齎したら纏まらなくなっちゃった、
みたいなドッチラケ感は拭えない。
となれば見所はヒロのなりきり演技と、意外なる優香の頑張り。
そこまでやるかー!?と、かなりの女優根性を発揮していた。
分かり辛い話ではないし、それなりの展開を魅せるので面白い。
ただ原作ファンを敵に回したことが宣伝タイトルからの失敗か。
(ほとんどオリジナルという宣伝をしない業界が詐欺師レベルね)