「女の子が母親を捨てる時」早熟のアイオワ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
女の子が母親を捨てる時
ジェニファー・ローレンスの初主演作だったんですね。アメリカ公開時、彼女は未だ18歳。末の妹役、クロエ・グレース・モレッツは9歳。もうね、みんな天使ですよ。まごうことなく。日本公開は2014年なので、ハンガーゲームが先に公開されています。
Ain't No Mountain High Enough は、マービン・ゲイとタミ・テレルの余りにも有名なスタンダード。こっ恥ずかしいくらいに、スィートでストレートでキザっちゃーキザな歌だけど、元気が出る歌詞で本当に大好き!Sister Act2 のエンドロールもAin'tだったし、Stepmomの中でスーザン・サランドンが子供たちと口パクダンスで使ったり、色んな映画に登場する有名曲です。
悲惨な境遇の中にあっても明るさを失わず。姉妹で心を通わせながら、独立心旺盛に生きる三人の姿が、けなげを通り越してます。
母親を捨てる決意をしたアグネスは、二人の妹を車に乗せ、家には戻らないことを告げる。すでに。母親のことなど母親とは思っていない妹二人は、何の未練も不安も見せず、三人の旅立ちに笑顔で向かい、この歌を歌います。カセットの調子が悪く、"Ain't No..."
せっかくのサビの途中で止まってしまう曲。カセットの調子が良くなるのを待つ三人。再び、車内に響き渡るマービン・ゲイとタミ・テレルの歌声に、すぐさまノリノリになる三人。
どんなに山が高くとも。どんなに谷が深くとも。川がどれほど荒れ狂っていても。
君から僕を引き離すことはできない。
この先、たくさんの困難が持っているだろうし、上手くいかないこともあるだろうけど。三人なら乗り越えられない山は無い。
あっけない印象もあったけど、ストリー的には。
やっぱり、Ain't No Mountain High Enough は神曲w
このラストだけで十分だす!
良かった。とっても。