劇場公開日 2014年2月15日

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「浅くてショッボい話でした。」エージェント:ライアン Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5浅くてショッボい話でした。

2014年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

予告編の期待値と実際の乖離が非常に大きいガッカリ作品。
浅くてショッッッッボい話でした。

まず話のスケールと実態が伴わな過ぎ。
『第二次世界恐慌が!!』と煽っているものの、
実際に世界の命運を握っているのは中型バン内の男2,3人の地味な喧嘩。
しかも似たような設定の喧嘩が続けて2回出てくるため本当にゲンナリします。
正直、こんな奴らに守られている世界だったら崩壊して良いです。

あと敵も味方も計画が雑過ぎ。
綿密に練られたはずの敵側の計画。
その計画の非常に重要な鍵を握るのが…え、こいつだけ!?というガッカリ感。
味方側もCIAという巨大組織で事の重大性を煽りに煽っているものの登場するのは4,5人。
しかも全てが後手に回るという失態振り。
必死で手に入れた情報も後半の話に大して活かされていないという御粗末振り。

予告編の嘘も最悪。
「誰も信用できない」なんて煽っているものの
結構な前の段階から含みの部分は無くなり単純に行き当たりばったりな連中の話に。
特に婚約者に関連する話は、広告代理店の連中を鏖にしたくなる程でした。
宣伝に苦慮したことは同情するものの…こういう事をしているから映画業界が衰退するんだ、馬鹿!!

字幕監修 池上彰というのも全くの無駄。
というか実際は名前を借りただけで大して監修してないと思います。
経済ネタ、世界情勢ネタは殆ど無かったですから。

それ以外にも
ジャック・ライアンが最初から万能過ぎて成長の過程が噓臭い。
婚約者のキーラ・ナイトレイが筋張っちゃって全く可愛くない。
…等々、残念ポイントは多々あり総じてガッカリ作品でした。

綿密な取材、綿密なシュミレーションが有名なトム・クランシーの真逆をいく本作。
その酷さ、御粗末さ、非現実感を敢えて味わいたい酔狂な方。
オススメです。

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Opportunity Cost