言の葉の庭のレビュー・感想・評価
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タイトルとキャッチコピーからわかる文学的映画
46分という短い映画の中に、本当に凝縮された淡い"孤悲"の物語が描かれていると感じた。
高校生の主人公と年上の女性。
雨の日の朝だけに会うことのできる存在で、お互いが癒しの存在となっていく。
お互いに自分の人生歩めるのかどうか不安と葛藤しながら、他人と干渉することなく、歩んでいく物語。
女性は社会でうまくいけなかった人だったのに対し、主人公は、これからのまだ見ぬ大人に魅力を感じ、明るい未来を夢見て、必死に食らいついてそのために一生懸命に靴をつくる。
2人が対照的に描かれていて、背景に描かれる情緒的な表現に対比に比喩に暗喩に、込められた意味が一つ一つの表現に感じ取られ、細部にまでこだわって、表現されていることに感銘を受ける。
雨、小雨、大雨、嵐、雪、虹、晴れ。
この46分の中にどれだけの天気があっただろうか、どれだけの表現があっただろうか、どんな意味が込められているんだろうか、主人公たちの心の動きに、それが表されている細部に後だわってもう一度見てみたいと思わされた作品だった。
とにかく美しかった。。
新海誠にしか表現できない男.女の絶妙な距離と"孤悲"の物語だった。。。
私たち泳いで河を渡ってきたみたいね
雨の描写というか水の表現が凄い。絵がすごくて引き込まれる。
こんなに美しいのに夢を追う青年が恋したのはイジメられ追い出された女教師というクセの強いお話。青年が足フェチじゃなく物凄い真面目なのが良い。センチメンタル。シリアス。秦基博の歌声とぴったりな雰囲気だなと思った。
短くシンプル・でも奥深い
未成熟なほろ苦くときめくとき
何に救われるか
夢見る青年の青臭い夢物語。
さすが!
二度目 【学生・ラブストーリー】という嫌いな要素が二つも入ってるか...
二度目
【学生・ラブストーリー】という嫌いな要素が二つも入ってるから内容は好きじゃない
でも雰囲気はすごく良い
映像も綺麗
雰囲気を楽しむ映画だと思ってる
あとエンディングの歌はせこい、良い歌
歌も映画とすごく合ってて
面白いわけじゃないのにまた観ると思う
胸が苦しい
見てすぐの感想
本当に胸が苦しくなりました。雪野さんと少年が優しすぎて、正直に生きているからこそ社会で上手くやれてない?感じがして、そうゆう人こそ報われてほしいと思った。ストーリー全体が優しくて物静かで言葉ひとつひとつが心の奥まで来ました。また、会社や学校に行きたくないという気持ちはだれもが感じたことがあって、共感ができると思った。会社や学校で上手くいってないと感じる人ほど見てほしいです。しかし、こうゆう出会い方憧れるーーーー
現実に合ってほしいーーーー
みんなの感想を見て
たしかに、結構年の差ですね。雪野さんが少年を追いかけるときに裸足なのはちょっとわかんないなってなりました。でも、現実でなくて映画だからこそ先生と生徒の恋というのは許されると思いました。私も、そこで一瞬、え?となりましたが、映像がきれいすぎてどうでもよくなりました。現実のことを持ち込まずに映画に入り込める人にはおすすめの映画です!
言葉って素敵だな、と思わせてくれる映画
まるで2時間映画を見たかのような満足感。
こんなにも美しい世界に、人間の弱さや苦しさ、挫折と切なさ、そして希望と愛が全て入り交じっていて、正直言うと、この映画をすっきりまとめられる程の文章力は自分にはない。
今作は「雨」そして「靴(足)」、「言の葉」という3つのワードが大切になってくると思う。
「雨」の降る日に決まって同じベンチに訪れる少年と女性が、自分自身の「靴」を作って1人で歩こうとする。
少年は将来や夢の為に真っ直ぐに突き進むが、どこかでずっと焦りを感じている。
これがまたよくわかるんだよ。。。
人間はそんなに真っ直ぐでいられない。
だから、雨の日だけは、真っ直ぐ学校へ行かずに寄り道して公園に向かうのだろう。
もし当時自分が同じ事をしたら1回でも大変な事になっていたなと考えると、羨ましくも感じられた。
女性には辛い過去がある。
こういう優しくて親切で、それでいて美人な人って、どこかで誰かに妬まれて足を引っ張られるんだろうな。。。
彼女は行きたくても行けない。真っ直ぐに向かいたくても進めない。
それは、周りの人からは「逃げ」だと感じられてしまうのかもしれないけど(特に日本人は許さない人が多いと思う)、こういう彼女の気持ちをわかってあげられる人であった方がいいと思う。
二人は次第に惹かれていく。
自分にはないような「大人っぽさ」や「色気」を持ち、ミステリアスでつい惹き込まれるような女性、ユキノ。
自分が出来なくなってしまった、真っ直ぐに夢を叶えようと突き進む、「若さ」と「純粋さ」を兼ね備えた少年、タカオ。
そりゃあ惹かれるよな...
自分だったらユキノさんに確実に惚れてる。
花澤香菜さんの声はやっぱりいい。
女の子らしい声も、大人っぽい色気のある声も、透き通っていて聞き心地がいい。
なんでユキノは、タカオの告白とも取れる言葉に、敢えて突き放してしまったのだろう、と考えた時に、やっぱり異性に対しても嫌な過去を持ち、タカオの将来も考えての事だったのかなと思うが、それでも最後に追い掛けてしまうのは、どうしようもなく好きだったからなのかな、などと考えてしまう。
でも結局はユキノは実家へ帰り、二人は離れ離れになってしまったわけだが、それもタカオの将来を考えて?
それならユキノがここに残って、バイト等をしながら同棲でもしたら良かったのでは?と考えてしまうのは、まだ自分は幼いからなのだろうか。
「君の名は。」が、学生の真っ直ぐで純粋なド直球恋愛だとするなら、
「言の葉の庭」は大人の静かで激しい恋愛なのだろうな。
ここまで書いてもまだまだまとめられそうにないので、この辺で。
長々とすみません。
もしもっと上手くまとめられそうであれば、書き直します。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
背景はいつもバツグン
ただただ美しい
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