建築学概論のレビュー・感想・評価
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万国共通のあの頃の思い出
建築家スンミンへ仕事を依頼したのは、大学時代の初恋の相手ソヨンだった。再会をきっかけに、あの頃の記憶を思い出す…。
韓国で大ヒットしたラブストーリー。
記憶喪失やすれ違いなど定番のドロドロ話じゃなく、日本のトレンディドラマ風。
好きな人にはドストライクだが、そうでなくともなかなか見易い。
現在と過去が交錯。
もう過去の想いだと思いつつ、まだ心の何処かには忘れ切れない想いがあり、再燃が…という現在パートも悪くないが、やはり過去パート。
お国は違っても、万国共通の青春や懐かしさの思い出。
甘酸っぱく、切なく、ほろ苦く。
大学時代のソヨン役のスジが可愛い。
あんな家に住んでみたい。
恋愛映画として丁寧
恋愛映画として丁寧に作られてるし(割には説明不足だけどw)建てられた「家」が再建されカフェになったと聞けば行ってみたくなる程度にはよかったが,個人的には「サニー」の方がはるかに響いた.アカデミアの人間としてあの授業描写はいただけん
身に覚えあり
建築は建物を使用する人、家屋ならばそこに住む人がどんな人かを知らなければならない。授業ではまず自分が住む街のことを知り、次に遠くの街に行ってみる。すると人は自分の好きな場所が見つかったり、自分が暮らしている家について考えたりするようになる。
この建築学概論の授業にように、主人公の学生は自分の暮らしぶりがどのようなものかを知り、好きな女の子と出会う。
裕福な先輩の部屋で最新式のパソコンを羨んだり、自宅にCDプレーヤーがないために女の子に借りたものを聞くことができないこと、Tシャツのロゴが偽物だということを友人に指摘されて気付くこと、といった経験は自分が決して経済的に恵まれていないことを意識させる。
若い頃はそんなことを必要以上に意識するものである。そして、恋をしてもそれが劣等感となって、素直な言葉や行動にならない。主人公が女の子への恋心をごまかそうとする様子に、身に覚えのある人も多いのではないだろうか。自分ではクールにはぐらかしているつもりなのだが、相手や周囲の友人にはバレバレなのだ。
このような初恋には、苦い経験がつきものなのだが、長い年月を経ることで愛おしい思い出になる。大人になり、歳を重ねてなお、忘れることができない。いや、時間が経つにつれますます大切になっていく。これは誰にも汚されることなく、自分の心の一番奥底にそっとしてあるものだ。しかし、人生に大きく傷ついたときや、先の見通しが立たなくなったときに戻っていける場所でもある。自分の生活が空っぽで中身のないものに思えるときも、最後の輝きがあれば、また前を向いて歩ける。
いろいろと途中で迷うことも出てくるが、結局は決められた図面通りにしか建物は出来上がらない。だが、建物には依頼主や図面を引いた人間の思いが宿っている。
良いですよ 地味ですが
皆淡い思い出はあるものです。
彼らはその間の時間をどうやって過ごしてきたのか・・・・
最後は普通で良かったのでは・・・と思ってしましました。
しかし、出演している女優陣が良いですね。
それだけで満足。
個人的な想い
私自身、都市や建築を学ぶ大学生であるが、この映画は"場"の表現が素晴らしかった。通りすがりの人にとっては、無関心な場であっても、そこに個人的な愛着や思い入れを持った人にとっては、キラキラした場となる。その演出・表現が良かったと思う。
もちろん、その個人的な想いは家や場所だけでなく、人に対しても描かれていて、恋愛の話である一方、家族愛の話でもあることに感動した。
その際、あるものに特別な意味を持たせる手法を用いていて、感心する場面が多々あった。
恋愛映画は得意ではないが、過去の回想として描かれた割合が多く、すんなりと見やすかった印象が強い。全体を通して大満足であった映画。
イ・ジェフンがよかった
ラストに何があるのかと期待してみると、寂しくなってしまう映画。
前評判がとても良かったから観ましたが、ふーんという形で終わりました。レディースデイに観たら満足できていたかもしれません。
スジ出演で注目を集めたようですが、断然イジェフンの演技がよかった。純粋で臆病な感じがよく出ていました。
他の役はどう演じるのか、今後、注目したい役者さんです。
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