「くそったれは、万国共通」ウィ・アンド・アイ showさんの映画レビュー(感想・評価)
くそったれは、万国共通
下校のバス。
そこではモラルも自我もない、ただ集団としての自分。
立ち位置を探して、大げさにふざけあい、バカ笑いし、他人を傷つけ、自分をごまかす。
しかし、バスを降りた途端に、ただの一個人に戻ってしまう。
だから、大げさに振舞って、バスの中だけでもバカを演じる。
この映画が、ブロンクスを舞台にしているから、
他人事のように感じる人が多いかもしれないが、
日本の高校でも同じようなことが行われてるし、自分自身も身につまされる経験をしている。
バス(集団)のなかでいかに自分(個)を持つか、というとても普遍的なテーマを感じとりました。
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