「ゴジラは優しかった。」GODZILLA ゴジラ べーやんさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴジラは優しかった。
映画を見終わってほぼ1日が経ちますが、映画の1シーン1シーンを思い起こす度に、ゴジラの優しさが、身にしみてきます。
放射能を餌とする、生物がいると言うことは、大いにうなづけるような気がします。そして、そのために、人間文明がなすすべもなく、破壊、崩壊されていくということも。
でも、人の心は強かった。
芹沢博士とゴジラは、強い心の糸で、繋がっているような気がしました。核ミサイルをだかせて、ムートーとゴジラとも、破壊させようとする、軍の長官を、広島で被曝死した父親の形見の時計を見せて、やめさせようとする芹沢博士と、苦戦をしながらも2匹のムートー戦うゴジラ姿に、「この地球を破壊してはならないのだ」という博士とゴジラの「優しい」気持ちが、ひしひしと伝わってきて、泣きそうな気持ちでした。
ラストシーン、雄叫びをあげて海に戻るゴジラに、拍手喝采でした。
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