「ただなぞっただけ」かぐや姫の物語 臥龍さんの映画レビュー(感想・評価)
ただなぞっただけ
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製作期間8年と聞いて『竹取物語』からどれだけ膨らませて面白い物語を作り上げたのかと思いきや…
期待して映画館で見た感想は
『そのまんま』『ただなぞってるだけ』『想像通り過ぎ』で、
物語が進むに連れ、その感想が自分の中で定着していった。
これ8年も掛けて作る映画?と。
だいたい5人の大物や帝にアプローチされる下りは、あんなに長い尺が必要?どうでもいい場面を長々と見せられて眠くなった。
逆に月に帰るまでをもう少し丁寧に時間を掛けて描いたら、よかったんじゃ?と思ったり。
評価できる部分は画のタッチ。予告編で見た時はそう思わなかったが、本編で見ると美しいし、あの表現方法は竹取物語にマッチしていて素晴らしかったと思う。
声優もアニオタは批判的なんだろうが、声優のチョイスは物語に合っていた。地井武夫さん、高畑敦子さん、宮本信子さんとかとても上手に役を表現されていたと思う。
高畑勲監督はあえて脚色せず、ありのままの竹取物語を描きたかったんだろうし、実際その部分はうまくいってるんだろうけど、エンターテイナーとして、もう少し工夫が欲しいし物足りない部分があった。
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