「竹取物語は好きになれない…。」かぐや姫の物語 SONICさんの映画レビュー(感想・評価)
竹取物語は好きになれない…。
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幸せを感じるには不幸せを感じなければならない。
小さな幸せで満足できなければ、欲望は拡大する。
欲望はその時代背景上で拡大するが、結局は、何も持たずにこの世を去る身。
生きるだけで、生きているだけで、幸せだったと感じるには、まだ、達観出来ていない自分がいます。
かぐや姫が受けている罪と罰が、全て幸せという幸せを感じられない暮らしは、生きていないと感じたことに対するものなら、
現世に生きているすべての人の罪と罰で、
竹取物語が好きになれないのが、ハッピーエンドじゃないからだと何となく思っていましたが、仏教上修行が足りない自分としては、
輪廻転生への準備が出来ていない、自分と世界との離別への恐怖を感じてしまうからだと、この映画を観て、思いました。
ただ、やはり映画という娯楽のジャンルなので、もう少し既知の物語を裏切ったものにして欲しかったな~。
高畑監督が、かぐや姫の感情が読めずにこの物語を好きになれなく、焼き直したとしたら、かぐや姫に感情移入しやすかったです。
ただ、このテーマで、「今のすべては、過去のすべて」は、お、重い…。
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satokazさんのコメント
2014年2月26日
「今のすべては、未来の希望」
とも言ってますよw
でも確かに、重い(過ぎる?)映画かもしれませんね。
あ、50文字以上ですかー
いや、もうこれ以上語れることは無いです(スミマセン)