グレイヴ・エンカウンターズ2のレビュー・感想・評価
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B級テイストが強まった
心意気は買う
前作の自虐的な「観客のコメント」から始まり、その映画に魅せられた監督の卵が「あの映画は本当にあったことなのでは」
という好奇心にかられて現地に赴くという内容だ。主人公が「グレイヴ・エンカウンターズ」について考えを深めれば深めるほど、奇妙なメッセージが届く。
そして、仲間を連れて赴くことになるのだが、あらぬ方向へ物語が進んでいく。
前作の主人公が登場するなど、嬉しい部分もある反面、終盤はファンタジー的要素が織り込まれ、置いてきぼりにされかけた。
また、「怖すぎる予告編」のあの女の形相を完全にネタにしており、演出も悪いのか「あ、あの顔するんだな」と分かりきってしまうシーンがほとんどだった。
中盤には「ディセント」の地底人みたいなクリーチャーも出現し、やりたい放題。
あの精神病院がホグワーツ的に動いているという設定は面白かったが、「他と違う映画を作りたい」という思いが爆発し過ぎた印象だ。
史上最恐とコピーをふった2作目が
勢いだけで作って失敗したベストな例
恐らく、前作の注目度の良さから勢いを付け、調子に乗って製作したのだと考えられます。
話の繋がりはありますが、製作費だけ増して内容がいただけない形になった顕著な例と言えます。
後半はやたらとCGやファンタジーの様な描写を多く取り入れており、あくまでも「ドキュメンタリー」としていた前作とは方向性が異なります。当然前作も作り話ですが、実話の様に見せるために至って純粋なPOV
ホラーとしていたのが良い所であったのに、本作はやり過ぎなシーンが多すぎて作り物感丸出しの作品となってしまいました。
方向性が違えば軸もぶれて定まらなくなり、悪循環へと陥ると思うのですが…
シリーズ3作目が出来るのかは知りませんが、ここまで急に変化球を与えられると観る側としては幻滅してしまうんです。
これも続編の宿命なのかも知れませんが、続編は今後の展開などを決める大事な事なので、今度製作する際は慎重にやって欲しいものです。
前作より更につまらない
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