「勢いだけで作って失敗したベストな例」グレイヴ・エンカウンターズ2 カピバラさんの映画レビュー(感想・評価)
勢いだけで作って失敗したベストな例
恐らく、前作の注目度の良さから勢いを付け、調子に乗って製作したのだと考えられます。
話の繋がりはありますが、製作費だけ増して内容がいただけない形になった顕著な例と言えます。
後半はやたらとCGやファンタジーの様な描写を多く取り入れており、あくまでも「ドキュメンタリー」としていた前作とは方向性が異なります。当然前作も作り話ですが、実話の様に見せるために至って純粋なPOV
ホラーとしていたのが良い所であったのに、本作はやり過ぎなシーンが多すぎて作り物感丸出しの作品となってしまいました。
方向性が違えば軸もぶれて定まらなくなり、悪循環へと陥ると思うのですが…
シリーズ3作目が出来るのかは知りませんが、ここまで急に変化球を与えられると観る側としては幻滅してしまうんです。
これも続編の宿命なのかも知れませんが、続編は今後の展開などを決める大事な事なので、今度製作する際は慎重にやって欲しいものです。
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