「上野樹里◎、松本潤……」陽だまりの彼女 ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
上野樹里◎、松本潤……
原作を読んでいて、正直オチがなんせあれなんで、映画にしてまでみたい話でもないのであまり期待してなかったけど、ビーチボーイズ聴きたくなって観にいったが、なんだか大林宣彦ファンタジー「さびしんぼう」風にまとめてあった。
が、上野樹里が予想以上によかった。やっぱ上野樹里いいな、と思った。
反対にキャスト発表で、「え?」と思った松潤は「え??」で終わった。この話はモテない男の妄想でしかないストーリーなので、基本、女慣れして堂々としてる松潤は、如何に髪型や服装をそれらしくしようとも、まったく乗れない。どうしようもないミスキャスト。でもジャニーズにしないと東宝にのっからないというビジネス体制なのは予想できるが他のジャニーズ誰かいるだろう。あれで3割くらい損をしてる。そこのところがわかってないので、「僕等がいた」でも鈍さ爆発だったこの監督は、一生大林宣彦に迫れない。
せめて松潤なら原作から松潤よりの男の子キャラに変えてやればいいのに、ほんとうに鈍い。クラスのいじめっ子の現在のほうの女性への演出、玉鉄とその彼女の演出など凡庸の極みなので、監督の演出どうのこうのではなくて、上野樹里があのキャラをつくっているんだと思う。上野樹里は素晴らしいので思いもよらず、残念な気になって帰った。
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