「映画とは」凶悪 おしおさんの映画レビュー(感想・評価)
映画とは
あまりに生々しく壮絶な彼らの普段。
それを我々の普段と重ねて魅せてくる。
お酒を飲まして殺すシーンはどんな死体解体場面よりも、血飛沫が画面を覆う場面よりも、親が子を犯すシーンよりも、倫理的にも道徳的にも最低最悪。
この場面を撮れるのは日本をおいて他にはない。
後半の満足度は下がるもののそのシーンまで至る経緯の描写が完璧。なんと素晴らしい映画か。いや映画なのかこれは。もはや観るものどん底に叩き落とす映画ではないなにかではないかと思うほど凶悪。
視聴は軽く50回を超えているが観るたびに狂気がこだまとなり日常を蝕む。
「これ」は世界に羽ばたくべきもの。
コメントする