「出会ってはいけなかった悪魔が二人」凶悪 グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
出会ってはいけなかった悪魔が二人
須藤と先生、出会ってはいけなかった悪魔が二人。
ワイドショー的に知っていた事件ですが、殺してなお平気な顔でズルズル続く尊厳の冒とくを突きつけられると本当に恐かったです。
闇に魅入られたかのように取材にのめり込む記者・藤井によって見えてくる凶行。無表情を装いながら揺れる藤井の感情、山田孝之が見事でした。
家族のエピソードはちょっと緊張をそがれる感じもしました。悪魔達は恐いが魅力的で、彼等との対決だけで充分見応えがありました。
ピエール瀧とリリー・フランキーが違うタイプの悪魔を熱演、恐ろしかったです。
どっちも恐いけど、私はピエール滝演じる須藤の、元々地獄の住人みたいな腹のすえっぷりが恐かったです。
物証はほとんどなく、告発者は悪魔の片割れ。こんな事件の裁判員になっちゃったらどうしよう、どうしよう…。
うっかり寝る前に頭に浮かんで、眠れなくなってしまったよ。
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