「シャブが諸悪の根源」凶悪 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
シャブが諸悪の根源
編集部記者の藤井修一(山田)は須藤(ピエール瀧)の告発する木村(リリー・フランキー)という存在が面白いと判断したのだが、不動産ブローカーの木村がやくざと組んで犯した事件なんて記事にならない・・・と、
前半は記者による地味な取材から始まって、後半にドラマ仕立てとなる構成の映画が多くなってきてるのかな。保険金を得るために暴力団と不動産屋の行動をリアルに普段は悪人面してない男が「ぶっこむ」(殺す)と言っていとも簡単に人殺しをする。
木村の殺人も相手が老人ばかりだったことで罪の意識が薄れていたのだろうか、人間としての感覚が無くなるサイコパスとも言えるのだろう。
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グレシャムの法則さんのコメント
2020年4月27日
そう言えば、写真家の藤原新也さんがどこかに書いてました。格差が広がり、希望を失った若者は、社会の変革についていく体力も余裕も無いので、変化を好まず気持ちが保守的になり、現政権を支持するようになる傾向がある、というようなことを。
支持層を広げるために格差助長の政策を推し進めてきたのだとしたら、深謀遠慮というか奸智というか、怖いですね。