「【ある死刑囚の告発から暴かれていく戦慄の世界。邦画のフィルム・ノワールの傑作】」凶悪 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ある死刑囚の告発から暴かれていく戦慄の世界。邦画のフィルム・ノワールの傑作】
北関東の荒涼とした空気感の中、”先生”(リリー・フランキー)と須藤(ピエール瀧)は”楽し気”に凶行を繰り返す。
家庭を顧みずに彼らを追う、ジャーナリスト藤井(山田孝之)。須藤の告発状に魅入られてしまった男を哀し気に演じる。
数々描かれる凶行の中でも、ジジ・ぶぅ演じる牛場悟に無理やり酒を飲ませ殺害するシーンは未だに克明に覚えている。二人はゲラゲラ笑いながら、凶行に及んでいるのだ。
地獄絵図とはこの事だと思いながら、身じろぎも出来ずにスクリーンに見入ってしまう・・。
怖ろしいのは、凶行の裏には被害者の親族が”手を下さない”共犯者として存在している事実である。
この作品を観た衝撃は今でもしっかりと覚えている。
悲惨な出来事(事実)を描いているのに、観ていてどんどん引きこまれていく程の圧倒的な面白さ。
山田孝之は今作出演時、
”きつかった。1日エナジードリンク5本飲んでいた”
とコメントを残しているし、
白石監督の
”この作品は社会派と捉えられているかもしれないけれど、これぞ、エンターテインメントと考えている”
というコメントも凄かった。
<白石和彌監督の時代が始まったと認識させられた記念碑的作品。邦画のフィルム・ノワールの傑作でもある。>
<2013年9月22日 劇場にて鑑賞>
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アンディぴっとさんのコメント
2021年1月13日
NOBUさん、こんばんは🌃
お仕事お疲れ様でした。レイトショーは何を観るんでしょうね🤗私は最近レイトショーは睡魔に襲われて観れません😅
映画、楽しんでくださいね〜
レビュー楽しみにしてますっ🎥