劇場公開日 2013年9月21日

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「見終わった後モヤモヤくる作品。 人間は性質が多面的で、視点が変えれ...」凶悪 たまごっさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0見終わった後モヤモヤくる作品。 人間は性質が多面的で、視点が変えれ...

2017年7月1日
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見終わった後モヤモヤくる作品。
人間は性質が多面的で、視点が変えれば違った面が見える。
この人は極悪人だ、と思っても大事にしている部下や家庭があったりする。
毒にも薬にもならないような普通の家族だって、思わぬ残酷さを見せつける。
この万華鏡のような移り変わりが今回は気持ち悪い。そして救いがない。

主人公と須藤が変化していく様も異様だ。
先生が関与していない事件の話を聞いて、主人公が思わず突っ込み、二人で笑い合うシーン。
なんだろー、なんか背中がヒヤリ。

勝手に改心して勝手に救われてる須藤に胸糞悪くなり、お前はもっと苦しんでろ!と思ったけど、それを罵倒する主人公を見て、悪人は罰を受けてずっと苦しんでいて欲しい、と願うこの気持ちは何だろうかと感じた。
これも業だろうか。

たまごっ