「記念すべきウェス・アンダーソンの初監督作」アンソニーのハッピー・モーテル ジャパニーズ先住民さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0記念すべきウェス・アンダーソンの初監督作

2024年12月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

正直、青春群像的な物語はあまり好みではないんだが、相米慎二とウェスは別。
何かに取り憑かれていて奇妙な欲望の発散を通じて正気になって世界に馴染んでいく... 後のウェスにも繋がる、妙な世界へ入っていく丁寧な導入は先に世界観を提示しないと気が済まない、一種のマウントを取らないとダメな神経質なタイプなんだろうなぁ。今なら豊富な資金を元に移動撮影とか駆使してメチャ上手いけど、この頃から試していたんだなぁ。ただ、こうゆう導入の演出に関しては若い頃のヴェンダースの方が上手いね。

オーソン・ウィルソンの明るく突き抜けて憎めない感じ、ジェームズ・カーンのソニーが生きていたらこんな風になったのかなぁと想像してしまうギャング役とか記憶に焼き付けられる瞬間が多々ある。

ジャパニーズ先住民