「【ウェス・アンダーソンの独特なシンメトリックワールドが萌芽する前の、軽妙なコメディ。】」アンソニーのハッピー・モーテル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【ウェス・アンダーソンの独特なシンメトリックワールドが萌芽する前の、軽妙なコメディ。】

2021年10月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

単純

幸せ

ー 今作で、ウェス・アンダーソンはMTVムービー・アワード新人監督賞を受賞。だが、彼の作品の大きな魅力である、シンメトリックな画像はごく一部。
 コミカル要素の萌芽はやや、感じられるが・・。ー

・「ライフ・アクアティック」まで、二人三脚の如く組んできた、オーウェン・ウィルソンと彼の兄弟がメインキャストを演じている。

・精神病院から退院したばかりの青年アンソニー(ルーク・ウィルソン)は、変わり者の親友ディグナン(オーウェン・ウィルソン)が企てた強盗計画を手伝うハメに。
手始めに、本屋を襲撃してモーテルに潜伏するが、アンソニーはモーテルの従業員のイネスにひと目惚れしてしまう。
 やがて彼らは、大泥棒ヘンリーと組んで兵器工場の金庫を狙うが……。

<「ダージリン急行」以降の、ウェス・アンダーソン監督のシンメトリックワールドと、シニカルな笑いを期待すると、やや肩透かしを食らいます。
 マア、長編デビュー作ということで、寛大な気持ちで鑑賞したい作品。>

NOBU