「朝起きたら空一面に落下傘部隊。あっという間に北朝鮮軍に占領される街...」レッド・ドーン よねさんの映画レビュー(感想・評価)
朝起きたら空一面に落下傘部隊。あっという間に北朝鮮軍に占領される街...
朝起きたら空一面に落下傘部隊。あっという間に北朝鮮軍に占領される街にたまたま帰省していた海兵隊員ジェドがそこらの少年少女を連れて山小屋へ逃亡。山中でのナンチャッテ軍事訓練で鍛え上げられた彼らは『ウルヴァリンズ』を名乗り、街を支配する北朝鮮軍にゲリラ戦を仕掛けるという話で、『若き勇者たち』のリメイクと言いつつほとんど別の話。
だいたい北朝鮮にアメリカに侵攻するだけの人出があるのかとか、もうバンバン軍事トラックで乗り込んでいるのに朝っぱらからパラシュート降下なんてやるのかとか、爆撃機があるならウルヴァリンズを山ごと焼き払えばいいんじゃないかとか色々ツッコミどころはあるわけですが、この本土侵攻に対する恐怖、すなわち外国人に対する恐怖というオカズだけで何杯もドンブリ飯お代わりするアメリカンな一本調子はブルージーで味わい深いです。ちなみにこの映画、多分空一面のパラシュートくらいにしかCGをほとんど使っていないらしく今時珍しくエンドクレジットが短い。クリス・ヘムズワース以外は無名キャストですし結構な低予算なんでしょう、なんとなく『ランボー』の1作目みたいな地味さは心地よかったです。
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