「開戦前夜」小さいおうち ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
開戦前夜
開戦前夜の国民感情は、寧ろ歓迎ムードで、楽観的。そして、どこか他人事。山田洋次監督は、恐らく本作でこの時代の空気感を一番描きたかったのだと思います。戦争の愚かさや悲しみに本当に気がついたのは、戦後であり、言論が自由になってからではないかと。当事者達は気が付かないのですよね。それは、今も変わっていません。
コメントする
みかずきさんのコメント
2022年8月26日
ミカさん
みかずきです
共感ありがとうございます。
コメントははじめましてだったでしょうか。
そうですね。私も山田監督の描きたかったのは、昭和10年代の雰囲気だと思います。今と似ているところが多いには驚かされました。教科書や書物ではダメですね。その時代を生きた人達の声を聞かないと、その時代の雰囲気は分かりません。
今も昭和10年代もあまり変わらないよ。平和ボケしないで戦争への危機感を持たないと危ないよ。そんな山田監督の声が聞こえてきそうです。
本作は、平和ボケしている現代への山田監督からの警鐘だと思います。
では、また共感作で。
-以上-