潔く柔く きよくやわくのレビュー・感想・評価
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ゆっくり受け入れていく
抱え切れないものも誰かと分かち合って、ゆっくり受け止めていく、そんな映画でした。抱え切れないと思っても、そこにあって、自分がどう捉えようが捉えなくても、そこあるってことを理解するのは、難しいものだなと。
イマイチ、、
この映画は最初にこの映画のメインの映像を写している。このシーンをメインに構成されて描かれていくと思いきや、話が未来に飛んで全くではやいがさりげなく伏線としてあるような感じで別のストーリーを見ているようだった。恐らく、失ってしまった大切な人の魂は残っていると伝えたいのだと自分は結論感じた。
この映画を見て、自分の身近な人をもっと大切にしないといけないなと感じた。人はいつ死ぬかわからない。このことをこの映画では教えてくれたような気がした。今こうしてレビューを書いている間にも周りでは何が起こっているのか全く分からない。一生後悔して引きずらないよう、一日一日を大切に生きようと思った。
原作のファンです
いくえみ綾さんのマンガ、結構持っていて、この原作は連載中から少しずつ買っていった思い出の作品。
映画化すると聞いた時は、キャストが心配でした。
瀬戸カンナの役はもう少し華奢なイメージでしたね。だからといって、誰が良かったとかは無いです。
長澤まさみさん、好きです。漫画に忠実なストーリーで全体的に良かったです。泣けました。
春田の死、マヤとの関係、最初の方はあっという間に終わって、大人カンナがメインのストーリー。
岡田将生さんも、原作のイメージとは少し違いましたが、カッコいいのでOK(笑)
亡くなった同級生の女の子、お姉ちゃん、お姉ちゃんの子供が話すシーンは、もう涙が止まらなくて、顔が濡れっぱなしでした。
ハッピーエンドで良かったです。
うーん
漫画原作の実写版とは知らずに鑑賞。
さすがは少女漫画が原作ということもあり、
禄ちゃん役の岡田将生の起用がズバリ最高の配役
でしたね。岡田くん、そんなに意識してイケメンだ
と思った事なかったのですが、本作で本領発揮。
なかなかのイケメンっぷりでした。
ただの優男ではない所に好感が持てた!
高良健吾くんはすぐに死んじゃうハルタ役。
こちらも、モテモテのモテ男くんなのに、本命には
全然アプローチできない、ヘタレくんを好演。
高良くんの可愛さをじっくり味わいました。
過去に他人の死を身近に経験した男女の物語。
自分の周りで、それも近しい存在の人を突然失うの
はとっても辛い経験になりますよね。
ただ、自分がいくら後悔しても、悔やんでも、悲し
んでいても、その人にはもう二度と会えない。
ただ、悲しみと共に生きていくしかないのだろうな。
劇中で、一番感情移入したのは、禄ちゃんが事故に
巻き込んでしまった女児のお姉さん(池脇千鶴)が、
明るい妹を失った彼女のご両親を元気付けるために
明るく振る舞った事でしかられ、どうすれば
よかったのかなと話すシーン。
自分が生きていていいのかと、禄に問うシーンは
とても観ていて辛かったですね。
カンナ(長澤まさみ)の方はイマイチ感情がのらず。
女優が違う人だともう少し泣かされていたかもしれ
ないけど、まぁ、しょうがないそれは。
生きてる人は死んでしまった人の分まで、しっかり
人生を楽しみ、生きていくしかないと日頃から思っ
ているので、最後の結末はよかった。
とにかくよいしょよいしょで、ツッコミやら、
気恥ずかしい感じは感じたけれど、これぞ漫画!
くすぐったい青春恋愛映画でした。
ラブヒューマンストーリー
原作を半年前に途中まで読みました。カンナの高校時代までだったと思います。
感情移入しやすそうでしにくい、難しい映画だと思います。やっぱりカンナと録は特別な経験をしていると思います。
この映画の最大の失敗は、15歳の話を15歳の役者ではなく、本人らが演じたことだと思います。
やっぱり15歳ならではの甘酸っぱさがあって、それはどう頑張っても大人はもう出せません。
カンナの時は15歳で止まってるというのが、この映画の最大の重大なテーマなのに、どう見ても15歳じゃないのがだめです。
だから、カンナのした罪悪感が観客とずれていくように感じます。
キスが軽くなければ
『潔く柔く』(2013)
dTVにて。役名ではなく、役者名で書かせていただく。2018年に閲覧なので5年経過している。調べる余裕がないが、この頃は高良健吾や岡田将生は随分露出されていただろうか。波留はもっと最近ブレイクしたのだろうか。この映画はビデオでは語り口や花火の音などの強弱に差があって、音量を調節しないと不快だった。主人公は長澤まさみが演じているが、共演者よりもやや実際は年上だ。高校生の仲間や周囲との、はっきりしない恋愛以前から恋愛への過程が、幼馴染とはキスが、「野良猫のようなキス」として、恋愛以前としてしまっている。戦後から現代までの日本の恋愛への想定の不安定さから出ているものだろうと思う。戦前ならキスはそんな簡単な感覚ではなかったし、実際はそう簡単な感覚ではないだろう。だが、本音は幼馴染同士は恋愛したい関係だったのだが、長澤演じる女性のほうが曖昧なために、中村蒼演じる仲間からのアプローチでキスしてしまう。その頃に、高良健吾演ずる幼馴染はトラックにはねられ死ぬ。仲間の波留は長澤の曖昧さに怒り、友情が壊れる。このシーンだけ既視感があり、波留が怒るシーンだけ、部分的に何かで観たのだと思う。そうした過去のシーンから、社会人となった話に移る。中村蒼はテレビの『八重の桜』も観てはいたが、『東京難民』の印象が残っていながら観た。長澤と岡田は、映画の配給会社と出版社の社員という設定らしい。配給の映画の件で知り合うが、女の方は過去にそうした恋愛寸前の幼馴染との死別があって、大学時代も多くの言い寄る男を振ってきたそうだが、岡田のほうも過去があるらしく、これから説明があると思う。池脇千鶴が少し前に妹らしい人物の子供の頃の日記を渡すシーンがあった。実は男のほうも幼稚園かそこらの頃に、突き飛ばした女の子がその後はねられて死んでしまったという過去があり、池脇はその子の姉だった。岡田が長澤と再会したのも、長澤の友達がトラック事故で死んだ男の話をしたことが関連して何度も会うことになったのもあるらしい。似た者同士の過去のトラウマというか、悔いがある二人だったわけだ。それから急性アル中とかエピソードが入る。過去のシーンが思い出されたりする。赤い絵の具が血に思えてしまうシーンなどがある。それらの交錯から、だんだん惹かれあってくる二人。古川雄輝が、女の高校の同級生で、男の大学時代の後輩で偶然、再会してくる。男の高校時代のシーンに戻り、突き飛ばして死んだ子に線香をあげる。死んだ子の両親の片言が複雑に思われ、辛いシーンである。映画では死んだ女の子の日記などを通じて、もっと複雑な関係性が表現されるが、私の能力不足もあり書けない。物心ついてないときの過去である。戸惑うだろう。男の思いは、女への恋愛感情ではなく、似たような罪の意識から、女は悪くないという思いが、交際の続行とさせていた。この作品のテーマは男女の恋愛過程ドラマではあろうが、双方に、関係者を死なせてしまったかも知れない、死なせてしまったのに、そんな自分が幸福を得て良いのだろうかという、複雑な心理関係があるところが加味されているのだ。恋愛以前というのか、複雑なところのセリフに「ああ、もう、あんたほっとけないんだよ」という男のセリフがある。キスではなく、頭を瞬間、なでて別れる。兄貴のような、相手への尊さの表れ、援助というと援助交際のために汚いイメージに落とされてしまった言葉だが、援護的な気持ち。長澤のほかにも、池脇にせよ、漫画家役のMEGUMIにせよ、男の優しさのエピソードが垣間見られる。池脇が崖から落ちて倒れているシーンなどは、姉妹して関わると死なせてしまうのかというような危険なシーンである。その時に姉の
身体が妹に見えて、男は悔いて泣く。ごめんと姉妹の苗字を繰り返して泣く。姉は無事で助かったが、贖罪のシーンにも思える。姉との恋愛になってしまう構成もあったかも知れないが、それも複雑すぎる。この作品はそうはしなかった。姉が「私生きてていいのかな」と男に言うが、姉のほうも、妹が死んでしまったことを自分の罪というか、自分だけ良いのかという思いがあったようなのだ。人間心理の崇高な面だろう。ここで、最初のシーンもそうだが、自然の美しいシーンが取り入れられている。その後で、「俺に何かできることがありますか」と聞くと姉は、「あるよ。あなたはあなたの道を行って」というセリフがあるが、このセリフは高度だ。切なく辛い過去があるが、それでも暗いばかりの話ではなく、けっこう明るくコメディータッチの面もある。長澤岡田の関係は、いたわり合いのような、似た心理の傷を持つ、兄妹関係のようなところがあって、女が、「罪悪感ってどうやったらなくなるの」と男に聞く。男は、「そんなもの無くならない。一生抱えて生きていくんだ」と答えた。
そこで男は「つきあってみない。だめだったらだめでしょうがないから」という。女は考える。ここで田山涼成演ずるバーのマスターが脇役の渋さをみせる。こうした第三者的な人の存在が意義を持ってくるのはよくあることだし、そう言う世界なのかも知れない。世界はそれでも二人きりではない。死んだ女の子の姉は女の子があり、死なせた男とは連絡をとりあい、友達のようになっている。
姉が「彼女できた?気になるよ。あなたには幸福になって欲しいもの」笑顔で会話する。波留と再会したり、映画だからかも知れないが、こうした偶然の再会は、意外に実際にもあるのかも知れないとふと察したくなった。波留は随分ひどい事を言って別れたが、23歳で再会すると、もう別に気にしていないとお互いににこやかに語り合える。これも人間関係は和解することを知らせる。むしろ、相手に死亡への配慮が、15歳頃にキスさえなんとも思わないような接触の感覚から、愛する人を選べるまでの慎重さ、深さへと成長させたのかも知れない。そういうことも無く、援助交際や乱交へとさまよってしまう人達が多いのが社会問題かも知れないし、そういう教育的な意味も、この作品には見られるだろうか。周囲の人は既に教えられなくなってしまっているから。これは賛否あるところだが女性の泥酔が男性との交際のきっかけとして幾つも採用されているが、それも照れ隠しなのか。死んだ男性の父親は再婚したと聞き、泣いた長澤に、岡田は高校生の墓参りに誘い、伴う。反対に、池脇の子供に会いに行こうと長澤が提案し、言葉を発しないという子供に会いに向かう。女の子が話した。このエピソードの挿入の意図はよくわからないが、感動的だろう。その後、女性の母校、高校へと二人は向かう。「魂はきっといろんなことを忘れないでくれるのかなって。今辛くて忘れたいことも、思い出せない大切なことも」女性が言う。二人夕焼けの海を並んでみているときに言う。男は死なせた子供の姪にあたる子供が初めてしゃべったことで泣く。二人はこの段階で恋人同士ではない。二人で似た罪の残りを見にいった。夕日と赤い車と海と二人の構図が美しい。その後、死に役の高良が長澤をとても真摯に思っていたエピソードを古川から長澤は聞く。そこでMEGUMIが狂言回しになるのだが、岡田と付き合ったと長澤にMGUMIが嘘をついたが、それでも岡田の誕生日をおめでとうと言って、去ろうとする長澤だが、岡田は追いかける。そして、最低だと岡田の頬を長澤がひっぱたく。付き合ってるけど打ち合わせでだよと言い、「それで何。俺に伝えたいことって」女はもじもじしていると、岡田は面倒くさいと言って、抱き寄せて、「ずっと一緒にいたいくらい好きだ」と言う。女は「私もあなたを一人にしたくないです。一人にしません」と返して、キスをした。誕生日プレゼントだという。ドタバタ劇のようだし、好ましいとは思えない一瞬だったが、逃げようとする女を男は名前を呼んで、今度はゆっくりとキスを返した。全体的に運命や死や再生や男女の関係を美しく描こうとしていたと思ったが、恋人としての始まりがキスだというのは、平成の終わりにかけて、現在の日本人が許容に向けていったからなのか、原作者たちのリードなのか、キスに対しての感覚を変化させようとした。映画でもキスシーンは電車の窓越しから疑似的に見せていた時代から今は遠いのか。だが、こうした二人の出逢いは、永遠を認め合ってはいるはずに思える。同じ長澤主演の『世界の中心で、愛をさけぶ』のほうが、キスシーンもたしか無かったし、死と永遠と再生の男女の出会いという似た感じの映画であるが、生き合っているのに別れてしまうのを繰り返すという現代の性的病理への問いかけではあるのだろう。こうした自由の行きすぎで幾つも別れを繰り返して平然としている人々の中で、こうした特殊なセカンドラブのような形で察するしかないのだろうか。これをどうみるかの裏表で5段階評価は2か4に分かれる。斉藤和義の「かげろう」が終わりを添える。
実写化の中ではいい方
レビューみても酷評だったし
原作が好きすぎるので全く期待してなかった…が、めっちゃよかったです。
岡田君すきだけど、いくえみ男子ではない。
つまり、どう頑張っても禄ちゃんにはなれない。
だから別物としてみて、、、というのを前提だったけどよかった。
なんせ長澤まさみのかわいさが破壊級だった。
美人設定っていうか、もうキャラがスーパーかわいかった。
禄ちゃんにからかわれ?たあとの「は!?」っていう返しがよかった(笑。
内容もあの短時間にしてはよくつめこんだな!というくらい原作に忠実で
なんせスーパー最高脇役池脇ちゃんがおるから無敵と言う感じ。
いっぱい泣いた。
時間の都合上しょうがないけど、まやが最後まで出なかったのが少し残念。。。
原作と違った感じも良い
《カンナは誰を好きだったのか》
周りの人間が想いを巡らせて、原作に何度か出てくるフレーズです。色んな解釈の仕方があるでしょうが、あまりハッキリとは書かれていなくて. . .
私は当時は、実はハルタを好きだったんじゃないかなぁと思っていました。ただ恋愛になる前で、ぼんやりしていたのかなって。
でも今考えると、あまりにもボンヤリしすぎていて誰も好きではなかったのかなと思えてきました。自分から好きになった時はハッキリ好きって思えても、先に相手に好かれると分からなくなる感じありますよね。途中だったのかな、まだそういう時期ではなかったのかな、と思いました。
そんな時に亡くなってしまうなんて. . .
みんな普通に恋愛しようとしてただけなのに、可哀想すぎる. . .
最後はハッピーエンドなので救われますね。
他メンバーについては、麻美に彼氏いるって設定でしたが、真山のその後には一切触れていなかったので、ちょっとでもそういうシーンがあったらもっと救われましたね。
原作ファンでいくえみファンなのですが、実写化には全く期待していなくて。本当は公開当時、キャスト微妙~と思って観るのをずっと躊躇っていた作品だったのですが. . . すみません. . .
もっと早く観れば良かったと後悔しました。
岡田さんの禄に長澤さんのカンナが思った以上に良かった!それに、13巻分をどう纏めるのかと思ってましたが、上手く削って纏まってて良かったです。オリジナルなんだけど、ちゃんと潔く柔くになっていました。
梶間と古屋が居なかったのは残念でしたけどね。
面白いキャラなので、この2人は出て欲しかったな~
(。>﹏<。)
MEGUMIさん演じる野原先生は、なかなか素敵な女性ですよね。仲良くはなれなそうだけど。失恋してあんな事出来るなんていい女過ぎる!
岡田将生さん演じる禄のやな奴っぷりも良かったし、その後のイケメンぶりも良かった。禄は本当に理想的な男性ですね。いいなぁ~。あんな人いないなぁ~。原作とちょっと違うけど。
後はもう、カンナ!カンナが幸せなら、言うことないです!私はそれだけで満足です!カンナ✾幸せに!!
良かった良かった(>︿<。)
私はカンナと百加の友情も好きなので、友情が一度壊れてまた芽生えるところとか(7巻)、カンナが困ってるのを優しく見守ってるところとか(番外編-切々と-)、原作で見れるので、オススメですよ!!
私も原作読み返したくなってきました
(*^^*)♥
切ない…罪の重さ
カンナの罪悪感。
禄の罪悪感。
2人の心の奥にある深い闇。
8年前に起こった事故。
幼馴染のハルタが事故直前にカンナに送信したメール。
カンナは自分を責めた。
カンナの心は止まったまま…15歳のまま…
禄は小学生の時に同級生の女の子を事故死させてしまった。
高校生の頃に女の子の姉から日記を渡され読んだ。
悲しみに暮れる家族の様子と姉の苦しみに気付き禄は遠足で行く筈だった田澤湖に姉と一緒に出掛けたのだが…
禄は罪を悔いた。
カンナはハルタとの思い出を辿り要約気持ちの整理がついた。
子供を突然喪った親の哀しみと親を元気付けようと明るく振舞う姉の哀しみ…
家族崩壊に繋がる悲劇。
どんなに辛くても前に進む勇気を与えてくれた姉はすごいなぁ。
2回目なはずなのに
やっぱり良かった。
あいつに関しては自信がないって言う高良健吾
15歳で止まったままの長澤まさみ
同じように悲しみを背負っている岡田将生
斉藤和義の主題歌かげろう
人混みに流されて覚えた笑う振りって歌詞。
ちょーわかります。見ていて苦しかった。
何か他人には言えない、言っても分かってもらえない悲しみを抱えている人が見ると凄く納得いく映画かもしれない。
岡田将生が、長澤まさみに、一生それを背負っていくしかないって言ってて分かるなぁって思った。
やっぱり長澤まさみ可愛いすぎて!
高良健吾と岡田将生
うーん、どっちもイケメン♡
たまらんらん!笑
完成度高い作品
素晴らしい映画。
ストーリー構成、展開、役者全てにおいて完璧。
同じように好かれた人の突然の死という辛い過去を抱えた2人が出会った奇跡。
辛さを共有でき、お互い押し付けがましくなく消化していく様に感動した。
岡田将生、長澤まさみの演技、そして2人がとてもお似合いで人を好きになる、1人じゃないっていいなと思った。
今から原作をポチります。
大好きないくえみ綾の作品、pops,彼の手も声もで止まっていたけど、こんなに時間が経てまた彼女の別の作品に出会えて嬉しい。
良い映画(^-^)
唯一泣いたのは言葉が遅かった女の子が話せた瞬間、母親役の池脇千鶴に共感したところ。親の気持ちわかるから。親ってそんなもんです。
本筋は岡田と長澤がそれぞれ同じような死に関わる重い罪悪感のトラウマを抱えながら、それをともに向き合い、乗り越えていく姿、そしてお互いがそれを通じて惹かれあっていく姿を描いている。極めて真面目な恋愛映画だ。二人があまりに似た体験を持つ点が話が出来すぎな感もあるが、そこを差し引いても、よい映画だったと思う。
また集中して最後まで見れた点からもよい映画だったに違いないと思う。
高良健吾と池脇千鶴の演技も光っていた。波瑠はこの映画ではチョイ役ですね。
長澤まさみは好きではない人でも見て損はないと思います。
原作ファンです
が、知らないで観た方が楽しめたかも?
原作イメージが強かったから、 あーそこからそこに繋がるのね、と、思うところはありました。
キャラクターは良かったと思う。
真山が霞んでたのが、ちょっと残念。
ハルタもビジュアル違いすぎ!って思ってたけど、ガソリンスタンドのシーンはちゃんとハルタに見えました。
ただカンナの背景がね、色々知ってるから、メロンワークスの派手さや、カンナの部屋のおしゃれ具合?に違和感が・・・
楽しんで生きるのを避けてる子だと思ってたから、部屋もシンプルなイメージだった。
鞆ノ浦とか尾道とか、ロケ地が地元で、個人的には嬉しい。
13巻の原作だけど、上手くまとまってた。
まったり見て、ジーンとしたい映画です。
救い救われ生きていく。
今作のキャッチフレーズ?にもなっている問いには、
「もちろんできますよ。」と、断言できる。
不幸な過去を抱えてしまった二人にとっては、
それを払拭しながら一生を生きていくのはさぞかし辛い。
でも抱えたまま生きている人間はこの世にゴマンといる。
どんなに辛く悲しい過去も、時はきちんと押し流していく。
そうやって人間が生きていくことを今作は描いている。
気になったのが「罪悪感」という言葉だった。
観ていて、ふと思ったのだ。もしも自分の大切な相手が
不慮の死を遂げた時、まず抱くのは罪悪感なんかじゃなく、
圧倒的な悲しみと絶望のはずである。
だからこの二人が苦しめられてきた罪悪感とは、
「相手の気持ちは分かっていたけど、自分の気持ちはまだ…」
という、ハッキリしない段階でそうなってしまったが故の
「罪悪感」という境地なんだろう。劇中でも赤沢が自分を例に、
「こんなことになるなら、もう少し相手を好きになってやれば
良かった。こうしておけば良かった。なんて思ってるんだろ」
まさにドンピシャ。ハッキリ言ったね、赤沢くん。と思った。
自分の気持ちになんてまだ気付かない、気付いても正直には
なれない世代での出来事。互いに可哀想だと思うが、そこを
乗り越えてこそ、次のステップがある。不幸な事故ではあるが、
彼らは恨み殺されるような罪を抱えている訳じゃない。
赤沢をかばう亡くなった同級生の姉・愛実の人格が素晴らしく、
この人がいて本当に良かった、と心から思った。
愛実に救われた赤沢が、今度はカンナを救おうと尽力する。
私的にはこの二人は付き合うには向いてないかも…と思うが、
(同じ時点で苦しみを共有してしまうので)
誰かに救われた自分が、また誰かを救う。順番は間違ってない。
原作は(試し読みコミックのみ)読んでいない。
物語にやや無理な展開が多く、細部まで描かれていないため、
相関図が分かり辛い部分もあった。
とはいえテーマは一本、筋を通しているので観やすいと思う。
(抱えて生きても大丈夫。幸せになれるよ。あなたは悪くない)
期待以上に良かった。感動作です。
原作は全く読んでません。だから、見終えた後、絶対読みたい!って思いました。とても、ストーリーがよく構成されていて、最後まで良かった。映画にして正解な題材ですね。ラブストーリーなのに2人も死んでます・・・。そこから残された人間の立ち直りと生きることの意味とか、結構、メッセージも熱い。でも、泣かせるシーンも全然いやらしくなくって、すごく自然に泣いちゃいました。長澤さんの15歳設定・・・制服姿は正直、どうなの?って思いましたが、あえてだったのか・・・可愛く演じていてそれはそれで良かった。岡田くんは、ラブもの任せて!って余裕すらあって、でも、ロクちゃんの陰の部分をうまく演じていて、好感もてました。個人的にすごくボロ泣きしたんで、皆さんにおススメしたいです。
心に響く、そんな作品。この世界観は見ても損させませんね。たまたま、時間があって観たんですが、すごく幸せな気分になれました。デートにも絶対おススメです。
涙涙のラブストーリー
とにかく感動しました。
カンナの過去と禄の過去
似たもの同士の2人が描いていく先…
涙涙の映画ですが胸をハラハラさせるシーン
がありドキドキしながら観てました。
健吾の死悲し過ぎました(;_;)
私も泣いてしまいました‥
観終わった今でもとても心に残ってます。
もう1度観たいくらいです(>_<)
とっても感動でドキドキな恋愛映画
是非オススメします。星5つ★
魂の行方とは一体何処なのだろうか?あなたの大切な人と2人で探しに行ってみるのも良い感じ
秋も深まり、ロマンチックな時間を過ごして、胸がキュンと高鳴るのを体験したい、若いパトナーさん達には、絶対見逃せない、デートするには最高の映画だろう。
でも、余りにも純情で、純粋過ぎるラブストーリーなので、観ているこちらの方が思わずテレてしまって、下を向いてしまう程だった。
正直、「親父である私がこんな、映画を呑気に観ていて良いの?」と言う想いに襲われるが、
しかし、主人公の2人がトラウマを抱えて生きる人間なので、この2人の気持ちを考えると自然と涙は出てしまう。
やはり、秋のせいだろうか?何故か、人恋しい季節には、こんな映画が良くお似合いだ。
それとも、人間の本質はやはり愛なのだから、魂が、こう言う映画を求めてしまうのだろうか?
この作品は、ラブストーリーになっているけれど、必ずしも恋人だけでは無く、トラウマを抱えて、その後の人生を苦しみと共に長く生きて来た体験を持っている人達にも、再出発する事を、そっと後押ししてくれる映画なので、もしも、貴方が抜けられないトラウマに苦しんでいるとしたら、この主人公の2人の様にゆっくりと時間をかけて、再出発の人生の時へとチャレンジしてみるのも良かろう。
或いは、この映画の仲良し4人組、主人公の5人、長澤まさみ・岡田将生・高良健吾・波瑠・中村蒼ファンの皆様、そして高校生の人達から、30代の女子には、絶対のお薦めの映画だ。
ロケ地も綺麗だし、音楽もとても美しく幸せな気持ちにはめちゃくちゃなれるのだけれど、
このトラウマを抱える、2人の気持ちを丁寧に描いているのは解るけど、しかし、2時間を同じテンポで行き着、戻り着しているので、少しばかり尺が長過ぎで、食傷気味だった気がする。
良い気分にはなれるのですが、終わりそうでいて中々終わらない結末に、ちょっとイライラしてしまうかもしれませんね。
今ヒット上映中の「陽だまりの彼女」の方が、ラストの方での急展開などが用意されていて、ドン転返しが有るから、飽きる事は無かったかもしれないな。
正直、「もう少し、長く観てみたい!えぇ終わりなの?残念!!」と少し切なくて、2人の行く末をしっかりと見守ってあげたいと、観客が物足りなく思ってしまう辺りで、寸止めしておければ、言う事はないのだ。
でも、こう言う甘いお話はやはり、若い女子は大好きなのかも知れないから、好き嫌いが有るかも知れない。
あぁ~私は美味しいナポリタンを食べたい!花より団子の私だが、花より男子のあなたにはこの秋のベスト恋愛映画だね。団子より花を観たい男子にもお薦めかも??
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