潔く柔く きよくやわくのレビュー・感想・評価
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期待以上に良かったです
あまり期待をせずに見に行きましたが、映像も綺麗で、じーんとくるところもあり、素敵な映画でした。
15歳の設定にちょっと無理があったり、ベタな演出だなと思うところもありましたが、恋愛映画好きの私にはストライクでした。
「モテキ」で新たな魅力を見せた長澤まさみだけど、これじゃあ前と変わらないじゃん!
大ブレイク作「世界の中心で、愛をさけぶ」で、長澤まさみには清純な女の子のイメージが定着し、その後出演した作品も役柄も似たり寄ったりで、人気はあるけど作品はヒットしないなんてジンクスまで付いて回ったが、転機になったのが、「モテキ」。これまでのキュートさに加え、セクシーな魅力で女優として一皮剥けた。
新たな魅力を武器にし、「曲がれ!スプーン」以来のメジャー映画主演作。(声の出演の「コクリコ坂から」やあくまでヒロイン役の「岳」などは除く)
さて、どんな映画かと思ったら…、少女漫画の映画化。
これじゃあ前と変わらないじゃん!
TVドラマ「都市伝説の女」でも好演し、せっかくイイ感じになってきたと思ってたのに…。
かと言って、全然魅力に乏しいという訳ではない。元々純愛映画で人気になっただけあって、この手の役柄はお手の物。
共演に岡田将生、高良健吾ら今旬のイケメン俳優。波瑠も可愛い。デートムービーとしては最適。
でも、高校時代まで演じるのはさすがに無理な感が…。
内容は、“ザ・少女漫画”。
高校時代に幼馴染みを交通事故で失い、恋に臆病になったカンナ。社会人になり、ぶしつけな青年・禄と出会う。最初は反発し合っていたが、禄もまた大切な人を失った過去を持ち、次第に惹かれ合う…。
良く言えば、悲しい過去を乗り越え、新しい出会いと恋で一歩踏み出そうとする様を温かく描いている。
悪く言えば、ベタ。これと言って新味は無い。
また、原作が長きに渡って展開する話らしく、2時間に収めきれなかったのは、原作未見(というか、この漫画の存在自体知らなかった)の自分でも分かってしまう。
演出もべったり感情に寄り添い、少女漫画の実写化の典型例。
誰が監督と思ったら、個人的少女漫画の実写化のワースト「僕の初恋をキミに捧ぐ」の新城毅彦。いくら何でもアレよりはまだマシ。ちなみにこの監督、「パラダイス・キス」は良かったけどね。
試写会でも当たってなかったらスルーしていたであろう映画。
縁あって見れた訳だから、それはそれで良しとしよう。
…だけど、どうせ試写会当たるんなら、「陽だまりの彼女」の方が良かったかな〜??
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