「うーん」潔く柔く きよくやわく M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん
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漫画原作の実写版とは知らずに鑑賞。
さすがは少女漫画が原作ということもあり、
禄ちゃん役の岡田将生の起用がズバリ最高の配役
でしたね。岡田くん、そんなに意識してイケメンだ
と思った事なかったのですが、本作で本領発揮。
なかなかのイケメンっぷりでした。
ただの優男ではない所に好感が持てた!
高良健吾くんはすぐに死んじゃうハルタ役。
こちらも、モテモテのモテ男くんなのに、本命には
全然アプローチできない、ヘタレくんを好演。
高良くんの可愛さをじっくり味わいました。
過去に他人の死を身近に経験した男女の物語。
自分の周りで、それも近しい存在の人を突然失うの
はとっても辛い経験になりますよね。
ただ、自分がいくら後悔しても、悔やんでも、悲し
んでいても、その人にはもう二度と会えない。
ただ、悲しみと共に生きていくしかないのだろうな。
劇中で、一番感情移入したのは、禄ちゃんが事故に
巻き込んでしまった女児のお姉さん(池脇千鶴)が、
明るい妹を失った彼女のご両親を元気付けるために
明るく振る舞った事でしかられ、どうすれば
よかったのかなと話すシーン。
自分が生きていていいのかと、禄に問うシーンは
とても観ていて辛かったですね。
カンナ(長澤まさみ)の方はイマイチ感情がのらず。
女優が違う人だともう少し泣かされていたかもしれ
ないけど、まぁ、しょうがないそれは。
生きてる人は死んでしまった人の分まで、しっかり
人生を楽しみ、生きていくしかないと日頃から思っ
ているので、最後の結末はよかった。
とにかくよいしょよいしょで、ツッコミやら、
気恥ずかしい感じは感じたけれど、これぞ漫画!
くすぐったい青春恋愛映画でした。
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