「あまりにも悲しい物語」嘆きのピエタ ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
あまりにも悲しい物語
人の心を持たない残忍なやり方で借金を取り立てて、大勢の人から恨まれている、天涯孤独の男。
そんな男の元に母親と名乗る女が現れた。拒絶しても辛くしても無償の愛を捧げてくる女に、少しずつ心を開いていく男。
その結末のかなしさは壮絶なものだった。
男は人の心を取り戻したがために、もう愛のない暮らしには戻れないのだろう。
この悲しい死に方にも彼の償いの気持ちが滲み出てより悲しくなった。
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