「I can't stop this feeling」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ハチミツ舐太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
I can't stop this feeling
ジェームズ・ガン監督作品は、SUPER!,ムービー43以来三作目。
ムービー〜は置いておいて、SUPER!は、その年で一番好きな映画だった。音楽が印象的だったと記憶している、勿論物語りもだが。
今作も個人的にとても好きな映画なので、どうやらこの監督と音楽のタイラーベイツとの相性が、良いようだ。SUPER!でも奇しくもこのコンビ。
まず、音楽が本当に素晴らしい。選曲と使い方がこれ以上ないという位ステキだ。
何といっても、終盤。「 Ain't No Mountain High Enough」が流れる場面だ。涙無しには観れなかった。
この曲が流れるという事は、(最強Mix Vol2の入ったプレゼントを空けると言う事は)、主人公が母親の死を受け入れ、前に進み始めた事を意味していて。
さらにこの歌詞とシーンが、これ以上ない位マッチしていて、さらに涙を誘う訳で・・・。
「私が必要ならいつでも呼んで〜」
これからヒーローとして歩む主人公らと、最期を迎える母親が抱いていた本音が、二重にかかっているようで・・・。これは相当ウマイなと個人的に感動したからだ。考え過ぎかもしれないが。
(関係ないが、天使にラブソングを2のエンディングでもこの曲は使われていたのかと調べてみたら発見した。本当に関係ないが。)
他方で、「I'm Not In Love」(こいなんてしいないという強がりを言ってる歌詞の気持ちと、その場の主人公の心情)や、「Come And Get Your Love」の使われ方も好きだな。「Come And Get Your Love」に合わせて主人公が一人踊るシーンは、カッコ良かった♪
他の曲の使い方ももう少し突っ込んで聞きたいので、何回か鑑賞しようかと思う今日この頃。
「I Want You Back」がかかるのも、次回作があるのとかかっていて、小粋だなぁ〜。踊っている小グルートがまた可愛い。
グルートが、終盤で「We are 〜」 と言うところもグッときた。
劇中、セリフで「フットルース」とケビンベーコンが出て来たのもナイス。劇中歌が流行っていた時代と「フットルース」をかけているのと・・・、「SUPER!」にも出ていたケビン・ベーコンとをかけていたんだろうなぁ〜。
今年一番好きな映画候補だな。
すごーくどうでも良いけれど。
「Ain't No Mountain High Enough」は「天使にラブソング」を2でエンディングで歌われていたようだ。それだけ根強い人気のある歌なんだなと。