「良くも悪くもアメコミ。」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー たくっちさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くもアメコミ。
楽しかった!
字幕が2Dしかなく、自分は2D字幕版で観ましたが
3Dで観たいな、という所もちょこちょこありました。
ストーリーは分かりやすい、ハリウッド的な映画。
お尋ね者達がいつの間にか共闘しあって世界の危機を救う。
実に分かりやすいです。だがそこがいい。
テンポもちょうど良く、話が長いなと思ったり
ついていけない…と思ったりしないぐらいになっています。そこがいい。
予告と違って良かったと思ったのは、
キャラクターそれぞれが悲しみを抱えて生きている事。
でもそれが親しみを感じる形になって良かったと思います。
(ロケットはただの陽気な犯罪者だと思ってました。ハイ。)
また、キャラクターといえば実際に観て予告以上に好きになったのは
ロケット・グルート、この二人。
ロケットさんはやる事為す事全て豪快だが
なんだかんだいって損な役回りを引き受けてくれる
心の優しい、本当に懐の深いお方。素晴らしい。
そしてグルート。
「私はグルート」ばかりでつまらん奴だと思っていたら
いざ敵本陣に乗り込んだらグルートさん万能説。
そして、クライマックスでは「グルートォォォ!」と叫んでいた自分がいました。
そしてエピローグ前でダンシングフラワーならぬ
ダンシンググルートですよ。もう笑うしかねぇw
難点は、アレですね…。
登場人物が結構多いので予習はしていったほうがいいかもしれないこと。
あと、5人が纏まる場面はいかにもアメリカらしく、勢いと流れであっという間に纏ってしまいましたが
もう少し葛藤があっても良かったんじゃないかな、と思います。最初の出会いが良いと言えないだけにね。
(あっという間に纏まってしまった4人を見るロケットの視線が印象的でした)
それでも「らしい」娯楽的な作品には仕上がっているので
楽しくみたいならオススメでしょう。