「型破りな寄せ集めが銀河を救う!MCUの革命児」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー アルタイルさんの映画レビュー(感想・評価)
型破りな寄せ集めが銀河を救う!MCUの革命児
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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、MCUの中でも異色にして革命的な作品です。アベンジャーズとは異なる“はみ出し者たち”が主人公という設定ながら、むしろそのアウトロー感が最大の魅力になっており、物語のテンポ、ユーモア、音楽センス、そしてキャラの個性が見事に融合しています。
まず、キャラクターたちがとにかく魅力的。ピーター・クイル(スターロード)の軽妙なノリ、ガモーラの硬派な強さ、ロケットの毒舌、グルートの癒し、ドラックスのズレた真面目さ――全員クセだらけなのに、絶妙なチーム感が生まれていく様子は痛快です。
そして何より、70〜80年代のヒット曲を散りばめた“オーサム・ミックス”が物語にノスタルジーとテンションを加え、単なるSFアクションに終わらないエモーショナルな深みを与えてくれます。感動と笑いのバランスも絶妙で、単なるギャグ映画に陥っていないのも高ポイント。
ヴィラン(ロナン)がやや弱いという点や、ストーリー構造が王道すぎるところに若干の物足りなさを感じるため、満点には届かないものの、それでもMCUの“銀河系チーム”のスタートとしては文句なしの出来です。
評価は4.5。 見る者の予想を軽やかに裏切る、ポップでクレイジーな宇宙冒険活劇の傑作です!
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