「負け犬達の意地」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー フリントさんの映画レビュー(感想・評価)
負け犬達の意地
悪党どもがオーブを巡り銀河で大暴れしつつ惑星崩壊を阻止する話
近々、続編が公開されるので数年ぶりに再視聴した
初めて見た時はそこまで面白い作品だとは思って無かったが、見返してみると実際面白かった。
それぞれのキャラクターも立っているし魅力的だ。
犯罪者で正義の味方には程遠い彼らが、銀河のために立ち上がる瞬間は胸を熱くする。
目的も種族も違う彼の背景も深すぎず浅すぎずいいバランスで物語が進み、中だるみしなかった。
所々流れる70年代の名曲も心地よく、古き良きSFと最新の技術の混ざった傑作だと思う。
最終決戦に向けての話し合いで、たとえ悪党でも見過ごせない悪が有る事、たとえ無謀でも戦う勇気、一致団結した瞬間など本当に感動てきだ。
監督のギャグもそこそこにカッコいい所はビシッと決めるセンスに脱帽、早くアベンジャーズとのコラボを見たいとさらに思った。
個人的には育ての親ヨンドゥ役のマイケル・ルーカーがとってもいい味を出していた。
墜落後に敵に囲まれるも、矢一本で全滅させるシーンはカッコよすぎて痺れる。ただの口だけリーダーかと思いきや、めちゃくちゃ強いなんて。
映画秘法でその年の1位になるだけは有る作品だと納得。
社会に馴染めない者、はみ出し者、不器用な者、色んなアウトサイダーに夢と希望をくれる映画だった。
劇中セリフより
「11%よりはまし」
完璧にほど遠くても、無いよりはまし
作戦がたったの12%しかできていないとしても、11%よりはましだなんて言えるポジティブな思考が欲しい。
何事も前向きが一番。
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