「期待しすぎたな。」アナと雪の女王 Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
期待しすぎたな。
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優しくて頭が良いが内に引きこもって社会と関わろうとしない姉をもった妹の話でしょうか?最後はエルサがアナの真実の愛に気づき、自ら作り出した恐怖心に打ち勝ち、心を開くことで生き方を変えます。
恐怖心はプリンセスはこうあるべきという社会や自分が作り出した観念と、自分が認識する自分のイメージとのギャップ、マヌケな親からの無言の過度の期待(かわいいレベルの魔法を使える娘を世間体を気にして軟禁状態にするとかサイアク)によるものでしょうか。思うにエルサには元々物事を少し深刻にとらえすぎてしまう傾向があったのかも知れません。幼いころのアナの事故も全て自分が悪いんだととらえてしまうような。あれはシンプルに偶然の事故で誰も悪くないのに(本来は親がフォローすべきですが間抜けなので仕方ないです)。そしてその後、軟禁状態で成長して更に内向的になり、自分の周りを厚い氷で閉ざした雪の女王になってしまったわけです。で、周りの人々は何とか彼女の人生を軌道修正させようと氷の城に突入しますが、やはり本人がこのままじゃいけないと気づかなければ事態は変わらないわけで(当たり前ですが)。でも本人もどこから手を付ければいいか分からなくなっちゃうんですよね。凍った街を戻す方法が分からないように。
やはり命を投げ出すぐらいの覚悟がないと、他者を救うなどおこがましいのでしょうか。
素敵な物語をこんな解釈する自分、やばくないかw
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