「微妙な邦題」ウォルト・ディズニーの約束 みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
微妙な邦題
ウォルト・ディズニーの話かと思いきや、メリー・ポピンズの原作者の話だった。
この邦題には違和感を禁じ得ない。
作品のかなりの部分を、この婆さんの偏屈さが占めている。
没落しているのに気位ばかり高く、何やら過去にいわくがありそうだが、
ぐずぐずの父親の姿には全くシンパシーを感じない。
序盤は婆さんとその父親の冗長で苛つく展開が続き、意識が遠退いたzzz
後半ようやくわずかに婆さんが心を開き、周囲の人間の努力が報われそうなことに、心が和んだが、それだけ。
そんな中、婆さん役の女優の演技は素晴らしく、最後には憎まれ口も多少心地よく響いた。
偏屈な婆さんが書いたメリー・ポピンズを読んでみたくなった。
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