「愛を感じる」ウォルト・ディズニーの約束 市松さんの映画レビュー(感想・評価)
愛を感じる
作者から作品への愛、親から娘への愛、娘・息子から親への愛…色んな愛が色んな形でキレイに取り纏められた作品でした。
過去と現実のシーンの様々が、人を替えて重なりあい、物語を補完しあって不安を少しずつ除いていかれていくという救いのある表現がうまいなぁ、と。
主人公パメラの頑なになって作品を(ひいては彼女の愛を)守ろうとする姿勢を鑑みれば、彼女のきっつい物言いにも少しだけ悲しげな気がします。
そんな彼女へウォルトが「ミスターバンクスは大丈夫。」と肩を叩くシーンで、恥ずかしながら私も救われたような気分になって号泣してしまいました。
それから原題の意味を理解しました。
この作品は大人も子供も救われる、作者でさえも救われるのだ。
愛だね、愛!
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