「内容はなく、単にディズニー礼賛映画」ウォルト・ディズニーの約束 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
内容はなく、単にディズニー礼賛映画
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メリーポピンズの原作者の半生と、メリーポピンズの映画化にまつわる話。実話なのかは不明だが、映画のシーンがどうしてできたかなどが随所にあり、ファンとしては面白いかも。
ただ、物語としてのクオリティはさほど高くなく、偏屈で頑固な原作者が掻き回す前半と、ラストシーンのウォルトとの会話から一気に映画化に進むシーンと、展開が急すぎてカタルシスはない。
前半の原作者の、ミュージカルなんてあり得ないし低俗、みたいなことを言われるけど、それに対する映画上での反論はない。ミュージカルは最高だよね、ってのがみてる側としてさも当然であり、反論するまでもない、みたいなことでしょうか。ディズニー礼賛映画だなって感じ。
中身的にはラストのウォルトディズニーの話だけで十分。30分くらいの内容を2時間にしてる感じ。
運転手との友情も、なんじゃそら。メリーポピンズに関係ないだろ。尺稼ぎでしかない。
メリーポピンズをまたみたくなる映画としての意味はあるけど、そのためだけに見る映画ではない。
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