「衒いのない情熱がいい」二郎は鮨の夢を見る 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
衒いのない情熱がいい
なんとまあ、元気なおじいさんだろう。鮨を握る手を保護するため手袋をして通勤する姿が凛々しい。
鮨は伝統的なものだし、二郎さんも奇を衒ったことをやるわけではなく伝統の技に則って粛々と鮨を握っているだけなのだが…。
なんつうかその姿が、アバンギャルドで革新的。昨日よりも今日、今日よりも明日、よりうまい鮨を握りたい…そんなパッションが迸っている。
NHK「プロフェッショナルの流儀」も面白かったが、ゲルブ監督の衒いのないというか捻りのない素直な撮り方も悪くなかったと思う。ゲルブ監督の次回作、翁達磨の蕎麦とかを撮ってくれたら面白いかもなあと思った。
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