「アイアン・アフロ。」アイアン・フィスト ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
アイアン・アフロ。
チラシを手にした時から、すっかり勘違いしていた。
これタラちゃんの映画ではないのね。強力サポートだけなのか^^;
なんだぁ~。って、ちゃんと見りゃ分かるのに。
で、誰?この…RZAって。あ、ラッパーかぁ~アフロだもんねぇ。
キル・ビル繋がりでこういうことになったみたいだけど、
確かに世界観もキャスティングもほとんどがタラちゃん節の複製。
でも内容がまるでないんだもんなー(スイマセン)
冒頭から、なんでこいつが鍛冶屋?とか違和感丸出しの展開に、
あ~こういうごちゃ混ぜテイストなんだ、と思ったら覚悟ができて。
R・クロウとかL・リューとか、けっこうな大御所を出しているんで
アクションシーンには観応えがある。
加えてさすがR15+だけあって、グロいうえにややエロもあったり。
ただ、見せ場満載なワリにはホントに中身がないので、
ラップをバックに、首が飛んだり手が飛んだりと、血生臭い展開
が延々と続いていく…。
で、このRZAさん、主役級の鍛冶屋も演じている。
この人多方面で活躍しているらしく、俳優業も色々やってるのね。
どうも黒人がカンフー(全然おかしくはないはずなんだけど)って、
この人に限ってなのか、たまたまそう見えちゃうのか、終いには
お前、アイアンマンか!?みたいな装着もするんで、笑っちゃう。
(まぁここまできたら、これくらいやってくれませんと)
恋愛面では一応、そこまでの悲しい流れ~なんかもあるので、
ドラマ性は(その部分に於いて)あるんだけど、やってることがね^^;
観ていて面白い分には面白いので(闘いが派手、音楽も派手)
もう腹をくくって、開き直って、楽しむのが正解(それしかないし)
ラッセルもなかなか面白いことやってくれるけど、
やはりL・リュー。「やっちまいなー!」とは言わなかったけど、
それっぽい指示は出すので、彼女の娼館ピンク・ブロッサムでの
決戦はかなりの観応え。それなりに、ここは面白く観られます。
やはりこういう珍(複製)映画を観ちゃうと、
ご本家タラちゃんの監督した異色カンフーとか観てみたいわねぇ。
と、思いながら劇場を後にしたのでした…
(想像つくと思いますがけっこうグロいので^^;お気をつけ下さいまし)