「人生、捨てたものではないですね。」天使の分け前 小林壱岐守則定さんの映画レビュー(感想・評価)
人生、捨てたものではないですね。
イギリスのサッチャー元首相が亡くなったときに、元首相の経済政策が、持つ者と、持たざる者との格差が拡大させたとの評が全国各紙に掲載されていました。
本作品の主人公は、持たざる者の家庭に生まれ、そこから抜け出せる希望もなく、若くして、罪を犯し、服役しています。
しかし、新しい家族を持ち、理解のある保護司(イギリスでこう呼ぶかは分かりません。)に出会い、人生の目標を見つけます。この方法に、シャレが効いています。これから、主人公は、幸せな人生を送れるだろうか、いや、送って欲しいと思わせる作品です。
銀座テアトルシネマのクロージング作品です。本作をクロージング作品に選んだ東京テアトル社の英断に敬意を表します。
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