「雪、って呼んでぇ。」宇宙戦艦ヤマト2199 第四章「銀河辺境の攻防」 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
雪、って呼んでぇ。
いよいよ折り返し地点の第四章。
入場者プレゼントで貰っていたステッカーを貼れる台紙^^;が
やっと貰えたぞー!と喜んだのもつかの間、
今回のお話、私的には一番地味目だった気がするのね。
名将ドメルの登場。カッコいい?と思うかは好みの問題として
(私はフラーケンが好き)やはり名将としての風格を備えている。
ヤマトとの対決を前に、まずは白色彗星をやっつけたるで!と
冒頭からバンバン魅せてくれます。
やっと好敵手が出てきてくれて、嬉しい限り…なんだけど、
まだまだ見せ場は次章だからヨロシクね!という感じで今回は、
地球とガミラスの戦争が始まった原因というのが大きなテーマ。
TVシリーズの見解とはまったく異なる設定になっており、
昔の「悪はガミラス」的な発想ではなく、戦争とは何時どうやって
引き起こされるものなのか、を淡々と追った内容。
そしてその設定に大きく絡んでくるのが、島のお父さん。
だから今回は古代より島!っていうカットがとても多い気がする。
またそういうこと言って…って(お若いファンには)非難されそう
だけど、やたら草食系男子な今回の主要キャラの顔、島の顔を
マジマジと見つめていたら、あの島でなく段々ゲイに見えてきた。
(ホントにゴメ~ン!だってああいう顔いるじゃない?)
なんかあのほっそーい眉毛に暑苦しくないお顔立ち、古代も雪も
まぁ昔のネトーっとした所は削ぎ落とされてて仕方ないんだけど、
キレイ過ぎちゃって、可愛すぎちゃって、仕方がない^^;
私が歳をとったっていう証明なのね…で潔く済ませるのが不可欠。
(ドメルがギリギリ毛深そうな佇まいを残していて、ホッ)
今回は松本零士氏へのオマージュ色が強いらしい。
詳しく分からないが、確かにドメルの奥さん、メーテルでした(爆)
最終話も彼の番外編(未使用)だったらしく、私はそれもエヴァにも
詳しくないので^^;、あの幻想話の部分はちんぷんかんぷんだった。
(やたら気持ち悪いし)
雪の正体には少し…謎が解けてきた?感はあったけど。
優等生ぶりが目立っている古代君、今回も務めて冷静に振る舞い、
メルダ(ガミラス)への憎しみは、彼に代わって玲が担当して消化。
彼は一体いつハメを外すんだ?と思っていたけれど、後半13話で、
やっと危険な賭けに出る。しかしその前に沖田からの真実を経て。
元々軍人が上官の命令に背く筈ないのだから、今までのが正当な
古代君なのよね。旧作はあまりにも…^^;ってことね。
だけど、やっぱり「森クン」はないでしょ、森クンって、何か胸糞悪い。
雪のことは雪。って呼んで欲しいなぁ。二人の囁きが懐かしいよ…。
古代…、クン。…ゆ、雪っ!っていうあのやりとり(もっと先ですが)
やたら女性上位の世の中、カッコいい設定はいいんですけどね、
この二人に限っては、あの…何ともいえない距離感(ドキドキしちゃう)
是非、大事にして欲しいですね(これこそおかしい設定になるのか?)
そんなわけで、次章に期待する助走展開。
いよいよ4月からTV放映も始まるそうで…(こっちも完全録画だ)
大画面で観られるのもあと三回。楽しみだけど終わったら悲しい…
(徳川機関長が語った「戦争の真実と事実」に対する口述も深いわね)