「クリエイトしているすべての人に捧ぐ」ばしゃ馬さんとビッグマウス hormone29さんの映画レビュー(感想・評価)
クリエイトしているすべての人に捧ぐ
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ばしゃ馬こと馬淵とビッグマウスの天童。この二人は起こす行動に違いはあれど基本的に精神構造は近い。両方に共通するのは誇大な自己愛でそれはクリエイトをしたことがある人間なら誰しもが抱えることだと思う。自分は「天才なのではないか・他の人とは違う」と思っているのは天童だけでなく馬淵も同じである。馬淵の場合は誇大な妄想が何度も打ち砕かれても結局やめられないのは自分がいつか賞を取ることが出来るとおもっているからだ。馬淵の書く作品はどれも現実感がない夢の中の世界のような作品が多いのもその夢を信じてやまない馬淵だからこそであろう。馬淵は賞を取るために色々なものを利用する。監督であったり元恋人であったり。特に元恋人はそういう自分の夢のためにエゴイスティックな馬淵だからこそ好きになったのだろうし手助けしたいと思ったのだろう。2人の共依存関係は生生しい、だけれどすごくリアルに感じた。
全体的に満足できたが一か所CMがネタバレになりすぎているのがマイナスかなと思った。
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