探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点のレビュー・感想・評価
全30件中、1~20件目を表示
嫌な展開だな
松田龍平手足長いな
お色気シーンはマストなのか
これは原作からなのか(読んでないから知らんけど)
犯人、後味悪っ、胸糞わるっ
渡部篤郎、政治家の役似合ってた
葛藤してるセリフ、演技うまい
2013年の旬を感じるキャスト
佐藤かよ ちょっと懐かしいな
ゴリ (私がテレビを観てないから現在の活躍はわからないけど、久しぶり)
筒井真理子のめっちゃ無駄遣い
筒井真理子ってわからんくらい誰でもいい役
原発反対を支持する市民が、
自発的に政治家の邪魔になりそうな探偵を襲いにくるっていう話
ちょっと怖かった
すぐエンスト起こす古い車(光岡自動車のビュートというらしい)
大泉洋の部屋のごちゃつきインテリア
松田優作の探偵物語を意識している?オマージュ?
ちょっとおしゃれだ
車のボンネットに敵がつかまったまま走るシーン
スタントマンよね?ぜったい
スキージャンプのシーンも
大泉洋歯並び悪い
でもそこがいい
全員が歯並びいいとなんか怖い
さすがにこれは、ダメだろ
真犯人は「学生」である。
「学生」はあだ名で、実際は風俗の呼び込みで働く社会人であり女房も子供もいる。女房はピンサロで働かせて自分はギャンブル狂い、ガキには暴力という「厳格なパパ」である。風貌が学生に似ているので探偵を含むすすきのの仲間たちから「学生」と呼ばれている。
この「学生」が、今回の事件の被害者であるオカマのマサコちゃんを殺した真犯人だ。
「学生」がオカマのマサコちゃんを殺した動機は、一言で言えば身勝手な逆恨みだ。「自分の人生は風俗の呼び込みで毎日毎日『可愛い子いますよ』とヘラヘラしてブスの女房と出来の悪いガキと狭い部屋に住んでどん底なのに、マサコちゃんは自分より良い部屋に住んで、テレビのマジックショーに出演して優勝してみんなにチヤホヤされてムカついたから」だ。物語終盤で飲食店で泥酔して口をすべらした「学生」は前記の犯行動機を探偵に告げたあと「人を舐めた真似をするとこういうふうになるんだよ」と言い放って狂ったように笑いながら飲食店を飛び出しトラックに轢かれてあっけなく死んでしまう。
身勝手で衝動的でなんの理も動機だ。映画にもならない。
そしてこの映画は、マサコちゃん殺人事件を巡って、探偵が事件の犯人に違いないと睨んだ政治家「トチワキ」を追い詰めていく物語である。上映時間のほとんどはトチワキやトチワキ周辺の人物との闘いで占められている。
え?なんで?「トチワキ」って誰?犯人は「学生」なんでしょ?
なぜ探偵は政治家「トチワキ」がマサコちゃん事件の犯人に違いないと睨んだのか。それは「学生」が「マサコちゃん事件で知っていることがあるから話したい」と探偵の自宅を訪れ「事件の晩、仕事帰りにトチワキがマサコちゃんのマンションのほうから出てきたのを見た」と言ったからである。
え?それだけ?「トチワキ」も「学生」となにか因縁があるの?
ない。「トチワキ」と真犯人「学生」の間には何の人間関係も物語もない。それどころか、そもそも「トチワキ」は「学生」を知らない。
「探偵はBARにいる」シリーズには、踏み外してはいけない点がいくつかある。その中でも「探偵が『すすきのの雑用係』として活躍する存在であること」「すすきのの仲間たちとの絆が存在すること」の二点は、この物語の世界観を構成する基本的な軸であると思う。
すすきのの仲間であるはずの「学生」が身勝手で衝動的でなんの理もない動機で同じすすきのの中であるマサコちゃんを殺害し、その「学生」の偽りの証言に乗せられて探偵が見当違いの政治家に突っ込むというストーリーは、すすきのの仲間たちの信頼も、探偵の捜査能力も疑問符がつくものにしている。シリーズの世界観を構成する基本的な軸から外れている。
この映画を初見で観たときは「終盤がつまらない」という印象を受けた。なぜなら終盤で真犯人が「学生」であることが明かされるからだ。そして二回目に観たときは「大部分がつまらない」という印象を受けた。なぜなら映画の大部分がそもそも真犯人とは無関係な政治家「トチワキ」を追い詰めていく話だからだ。例えば探偵が政治家の事務所を訪れて「おまえがマサコちゃんを殺したんだろうがァ!」と絶叫する。「いやいや殺してないから」「それ探偵の勘違い」と思いながら観ることになる。そういうのがずーっと続く。これはつらい。
さすがにこれは、ダメだろ。
キャラが好き
シリーズ物としてキャラが生きてて面白い。
でも、別にバイオリニストに生き別れたオカマのお兄ちゃんがいた所で、大した話しじゃないと思うんだけどな〜。隠す意味あったかな。
隠してた事を後悔して泣いたり、犯人見つけようとするくらいなら、犯人探してもらってる探偵くらいにはお兄ちゃんだって打ち明けてもいいと思うんだけど…。
そこが引っかかってるから、また1作目と同じで、復讐しようとするヒロインっていう流れが、またこの流れかーって思っちゃって、1作目のような納得感はあんまり得られなくて、う〜んってちょっと思っちゃう。
あと、マサコちゃんが死んだ後の3ヶ月間、女にハマってたくだりいるかなー?て思っちゃった。振られたからって急に思い出して調べ出す感じが、マサコちゃんへの思い入れが少ない感じがして、残念。
あともひとつ、1作目で出てきた右翼がまた出て来たけど、アレも特に無くても良かったような?
でも、全体的には面白い!
ちょっと身の程知らず
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探偵大泉と親しかったオカマが殺される。
調査を開始したところ、大泉はあらゆる場面で命を狙われ始めた。
オカマは大物政治家の元カノだったと判明し、その周辺の犯行と思われた。
やがて確信を得た大泉はその政治家のもとへと乗り込む。
政治家は犯人でなく、その妄信的な信者の一般人が大泉を襲っていたのだった。
政治家は金には興味がなく、熱いハートを持った男だった。
それでも大泉はオカマを死に追いやったこの男を破滅させるつもりだった。
そんな時に突然、全然別のチョイ役の奴が大泉と飲んでる時に口を滑らせた。
しかも取り繕うのも下手過ぎで大泉に問い詰められて勝手に犯行を自供。
そして急に逃げ出して車に轢かれて死亡。
この事件の調査を依頼して来たバイオリストの尾野はそれを知らず、
政治家が犯人だと思い込んで暗殺しに行くが、大泉が止める。
尾野は実はオカマの妹だった。
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まあテンポが良くておもろくはあるんやが、政治家を追い詰めるシーンがアホ。
だって会って話したらこの人の言う事が正しいということはわかるだろう?
その時点では友人を死に追いやった遠因となった可能性もあったんやが、
この政治家が大きな正義のために身を粉にして動いているのは間違いなく、
その前では、しがないオカマの死なんてほんの些細な事故やん。
政治家の意志で殺したなら罪に問われるべきやけど、このケースはそうじゃないし、
原発という大きな問題と、友人の死の遠因という小さな問題とでは比較にならん。
何としてでも政治家を破滅に追い込もうなんて、そんなのただの私情やと思う。
そしてそっから急転直下アホな犯人が口を滑らして、死んで終わりってのも・・
それに尾野ちゃんが早まって政治家を暗殺しようとするんも飛躍し過ぎ。
さらに、大泉が身を挺してそれを防いで刺されるんやが、
映像を見る限りは怪我せずとも十分に防げただろう(場)
だって周囲の人間誰一人として、尾野ちゃんの犯行に気付かず仕舞いやねんで?
ターゲットにさほど接近できてなく、まだ余裕があった証拠でしょう(場)
シリーズ2作目みごたえあり!
シリーズ3作、全部みたが、どれもこれも面白く続編を期待したくてたまらない。
大泉洋と松田龍平のアクションが痛快。
特に松田龍平の飛び蹴りとか。
エレベーターで大泉洋が松田龍平に誤解されて殴られるシーンに爆笑した。
この作品は最後に、なるほどという
事実が出てきて尾野真千子がなぜ、
この事件に関わろうとしたかが判明する。
大泉洋と美女が出てくるストーリーもおなじみでよいと思う。
犯人はあっけない。犯人の歪んた人格と
心と経済的貧しさがみじめにも思えた。
急転直下
前作よりは好き。
前作の登場人物達が続投するおかげで「ススキノ」って街の輪郭が出てきたような感じ。そして、そこに生息する探偵にも説得力が付与される。
狭い地域に間違いはないが、人の数だけドラマがあるってスタンスが色濃く出てくる。
良く出来た物語ではあって、さり気ない前振りが結構な核心をついてたりと…技アリな構成だった。
それを察知させない演出なのか、大泉氏のキャラなのか…功を奏してた。
ただ、ちょっとおふざけが過ぎる。
なんかガチャガチャしてて、リアリズムをあんまり感じなかった。アクションで萎える。
路面バスに大勢乗り込んできての乱闘なんかは、もっと魅せれるはずなんだけど、どおにもやる気が感じられない。押しくら饅頭を長々と見せられてる感じだった。
かなりヤバい状況なのに、そのヤバさが全く表現されずで…全く無駄な印象だった。
前作の教祖が出てくるのも突然過ぎて…あれは3にも出てきてお約束的な立ち位置になったりすんだろうか?そいでもって3では協力者的な立ち位置になるんだろうか?
物語の結末は、政治的な側面などまるでなく人間らしい動機で結構好き。
振り上げた拳の落とし所がなく、徒労に終わりそうな結末から一転、畳み掛けるようなラストは好きだった。
結局の所、学生が白状するまで全く的外れな捜査をしてたわけなのだけど、それが絶大なるミスリード…いや、原作者的には確信犯なのだけど、大胆というか反則というか、盛大に騙された感だけはある。
ユーモアへの振り幅を少し抑えて、リアリズムに振れていればもっと楽しいのかなと思う。
バランスが悪かった、かな。
脱力した感じを活かす為にも、脱力出来ない部分をしっかりと提示して欲しかったかなぁ。
大泉氏と松田氏のバディ感は結構こなれてきてて…エンドロールで交わされる会話なんかは超好きだ。
圧倒的な切なさが無くなった
前作にあった切なさが無くなった。
政治家を絡めて政治の話を持ってくることで、なんだか話がぼやけちゃった。
結局それもフェイクで、最終的な殺害の動機もワケわからんかったし。
尾野真千子の演技もなんだかそぐわなかった。
全体的に前作を下回った。
探偵はひとりぼっち…じゃない
"探偵はBARにいる" シリーズ第2作。
"日曜洋画劇場" で鑑賞(地上波初放送)。
原作(探偵はひとりぼっち)は未読。
ススキノのプライベート・アイ(探偵)がカムバック。今回挑むのは探偵の友人・マサコちゃんが死体で見つかった事件。
調べていく内に、マサコちゃんと野党大物二世議員との関係が判明し、議員を支持する一派から命を狙われる羽目に…
前作から引き継がれたお約束や鉄板ネタが随所に仕込まれ、2作目にして早くも抜群の安定感を発揮する脚本が見事。
探偵と高田くんのコンビ芸もパワーアップ。アクションは言わずもがな、コミカルなやり取りが息ぴったりで面白い。
ハードボイルド探偵には美女がつきものと云うわけで、尾野真千子がヒロインである。気が強いヴァイオリニスト役が似合っていた。素がこんな感じなのではないかなと感じた。
「依頼人は必ず守る」。探偵の崇高な信念に基づいた決着のつけ方にほろりとした。これぞ、ハーフボイルドである。
※修正(2025/05/26)
成功の裏には、大切な人がいる
前回、西田敏行と小雪の悲しい物語に続いて、今回はゴリと尾野真千子の秘密を描き、秀一でした。室蘭ロケあり。サスペンス要素のあるコメディか。ジャンプ台からのスタート。火を噴くクルマはじめ、ありえない古い設定多数あり。そこが面白い。
依頼人を大事にする私立探偵の大泉洋、とぼけているが頼り甲斐のある松田龍平、プロのバイオリニストのオノマチ、ゲイのマジシャン・ゴリ、地方の若手気鋭の政治家橡脇幸一郎を演じる渡部篤郎。
波岡一喜、篠井英介、田口トモロヲ、近藤公園、矢島健一、マギー、松重豊、安藤玉恵、佐藤かよ
原発問題を追求する表と裏の顔がある政治家に肉薄してゆき、依頼人女性バイオリニストと殺されたマサコちゃんふたりのそれぞれの過去を調べて行く。誰がマサコちゃんを殺したのか。殺させたのか。
真犯人が意外な身近にいたこと。妻子もちの看板持ちの中に多少は嫉妬の炎があってもおかしくはないけれど、自分の犯罪を他人になすりつけようとする汚さはまさに人間のクズ。しかもみなに嘘をつき、同僚や探偵までも騙したのはあまりにもひどい。最後は車にはねられる。
自発的に市民運動をするマスクの運送屋も、探偵たちを殺していたかもしれないわけで、バスの中で騒ぐ無神経さはひどい。映画としては面白い。
尾野真千子は、わざと下品にしていたと思いますが、プロのバイオリニストのイメージとしての品格も下げており、スパゲティのシーンはやりすぎたかも。
まあ、すべてのススキノの街の看板持ちが犯罪者であり、市民運動している顔のないすべての配送屋たちが暴力団もどきであり、すべてのプロのバイオリニストは実は下品であるわけでもなかろうし、すべてのススキノの私立探偵は、命を張って依頼人を守るわけでもないだろう。
ラストまでみて、また見直さなくてはならない。見直すとまた発見がありそうだ。
ターミネーターか、お前?!
マジックコンテストで優勝を果たしたオカマのマサコちゃん(ゴリ)が何者かに殺された。警察の捜査が進まず、ふと事件を洗いなおしてみる探偵だったが、事件の背後に反原発を掲げる政治家・橡脇(渡部篤郎)の影が浮かんでくる。
中盤まではダルすぎて観るのをやめようとまで思った。冒頭のスキージャンプ台に括り付けられた大泉洋の姿に惹かれるものの、政治家が絡んでいるにしては納得いかない動機につまらなさが倍増するのだ。金で雇われて事件を嗅ぎまわる探偵を痛めつけようというのなら理解可能だが、まるで学生運動さながらのヘルメットとバット。自分の意志で動いているという集団心理がありえないからだ。そんなことをするくらいなら、電力会社に殴り込みをかけて原発を止めさせるとかするのが過激な運動家の心理。反原発を掲げる一人の政治家のために命までは張らないと思う。しかも殺人事件をもみ消そうとするためだけに・・・
まぁ、犯人は全く違うところにいたという事実。さらに貧しいながらもバイオリン教室に通うための金を稼いでいたという兄妹愛は美しいが、すでに事件の興味が削がれた後なだけに全く感情移入ができない状況だった。
シリーズの2作目というのは製作人のハードルも高いとは思うが、ストーリーは昭和だし、ケータイを持たない探偵にイライラさせられっぱなしだし、観てる者にもまったく推理させない演出は酷かった。濡れ場のためのAV女優も要らないし、中山峠のあげいもも美味しそうに映ってなかったし、良かったのは毎度のなんちゃら胃散と缶ピースくらいかな・・・
1よりすき
レビューをみるまえに少しのぞいてたら、1の方がよかったって意見が
多かったのであまり期待せずみたけどおもっしょかった!
私1より好きかも。
ただゴリっていうことでなんかわろてしまうのは私だけか^q^
もう少しだれかおらんかったのか…ゴリ演技下手な分けちゃうけどどうしても。。
誰かが松田龍平は相方役がハマり役と言っていたけど
(探偵は~にしろまほろ~にしろ)こういうひょうひょうとした役、やっぱにあうなあ。
かっこよろしす。
3が出ても見ると思う。
タイトルなし(ネタバレ)
一ファンのためにどうしてそこまでするのか疑問に思ってたけどそういうことか!って感じ。
ゴリの方もテレビ出演をためらっていたのは妹のためだったのか…と。政治家が自分を守るために巻き込まれた死かと思ったが、妬み嫉みからくるこれもまたつまらない理由での死だった。
最後は尾野真千子が渡部篤郎を殺さなくて本当に良かったと思う。犯人ではない人に対して殺人を犯して自分の人生を棒にふると、兄弟揃ってとても悲しい。
誰かが勇気をもって動き出せば、後に続くものが出るはずよ
映画「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」(橋本一監督)から。
ちょっとおふざけが多すぎて、メモは意外と少なかった。
だけど、このフレーズだけは2度登場したので、気になる一言。
「誰かが勇気をもって動き出せば、後に続くものが出るはずよ」
監督が言いたかったことはこれかな?と、メモをした。
「そんなに単純じゃねぇよ」と答えたものの、
「俺はこの街のプライベート・アイ、そう探偵だ」という自覚が
主人公の行動を駆り立てた気がする。
しかし、勇気を振り絞って行動したことに裏付けがないと、
ヒーロー気取りで「悪」と戦ったつもりが、
逆に「犯罪者」になることも、常に念頭に入れておきたい。
犯人は「悪役になりやすい政治家」ではなく「善人面した一般市民」、
この結果を私たちは、どう受け取ったらいいのだろうか。
作品中に、こんなフレーズがある。
「たしかに、世の中には自分の人生がつまんなくて、
顔も見せずに他人叩いて喜んでいる連中がたくさんいる。
本当は、自分が有名になりたいだけなんだ」
この心理があるかぎり、これからの犯人探しは難しくなるな、
そんなストーリーとは関係ないところで、メモが増えた。
前作の方が
面白かったですねー残念
今回はコメディ色が強すぎで、アニメっぽいとゆーかルパンっぽかった笑
兄妹オチも早々に予想出来てしまうし、まぁお前が犯人かよwww渡部関係ないやんかわいそっwwwってなったけど、全体的にお粗末でしたねぇ
期待してただけに微妙でした。
ゴリはすごいよかったと思う!!
痛快娯楽映画としてみるのがいいかと。
前作は劇場公開中に観られなかったので今回はと思い劇場鑑賞しました。
最初のくだりから面白シーンでしたが、探偵が女に入れ込むシーンは正直いらないと思った。お色気が入れたかっただけ???逆にその後の真面目にマサコを殺した犯人探しをするストーリーが茶番に感じてしまう。マスク集団との闘争シーンはちょっとやりすぎ感満載で、バットで探偵屋高田を思いっきり殴ってたけどフツー死ぬよ(笑)
尾野真千子演ずる弓子のハチャメチャさは原作通りなのかなと疑いたくもなるけど、ラストに向かうまでの謎解きがいい感じだったと思います。
パート1に比べていろいろ盛りだくさん過ぎて折角メインの話が面白いのに下らないお色気シーンが随所に挟み込まれてて興ざめしてしまった点が残念。ハードボイルドになりきれない痛快娯楽映画として観る分にはいいか。もうちょっと真面目に作れば探偵物語っぽい雰囲気あるんで更にファンが増えるような気がする。
高田がやっぱりいいね。
大勢暴力の恐ろしさ。
前作を観た時もそうだったんだけど、
今作を観る前に大泉洋は俳優だ!と15回は頭に擦り込んで、
頭の中から「どうでしょう」の芸風(お笑い)を放り出したのち、
ちゃんと向き合わないと(普通そこまでしないか)辛い作品。
一緒に観た友人が、この人ルパン三世みたいな感じだねぇ?と
言っていたが、はぁ~そういう観方もいいかもしれないな^^;
大ヒットした一作目も、個人的にはそれほど感動しなかった。
やはりどこかで、エ~?なんか洋っぽくないとか、おかしな批評を
繰り広げてしまうからで、原作ありきの一応ハードボイルド小説
なんだからと、自分で切り替え、切り替え、観ていかないと辛い。
二作目ともなると、だいたいの設定が分かるため(監督・脚本)
今回はかなり落ち着いて観ていられた。
前作よりも笑いの要素が増えている(アドリブか?)せいもあって、
特に退屈は感じなかったが、相変らず冒頭から中盤にかけての
ノロノロな展開には、けっこう眠くなった…(汗)
何だろう、後半で盛り上げるタイプの(毎回)お話になってるのか、
どうでもいいような下らないエロやアクションシーンがテンコ盛り。
これはワザとなのか、計算ずくなのか、そろそろくるぞ~vと思う
ところでビシーっ!とまたキメにかかってくる。
だったら90分くらいでビシーっ!とキメてくれてもいいんだよ?と
思っちゃうけど、マサコちゃんの過去と事件の真相…なるほどねぇ、
やっぱり今回もこう持ってくるのか。と、そこまでの引っ張りへの
不平不満を払拭する人情話が繰り広げられる。
じゃあ探偵の失恋話って何だったの?なんて、ここで誰も思わない。
でも今になって思い出しちゃったりするのよね^^;下らない場面って。
大泉&松田コンビは今回も絶好調!?という感じで、相変らず
緩いのか太いのか分からないような微妙な繋がりがけっこう面白い。
ヒロイン尾野も関西弁を駆使してハジケまくり。政治家の渡部も
後半ギリギリまで怪しさを醸し、さぁどうなる?と思ったところで
意外な展開を見せてくる。
蓋を開ければ、あ~やっぱりね。そうきたか。のありふれた人情話も
これだけ引っ張られると、そうかなるほどね…となるから不思議。
で。
今回の意外な犯人像も特筆モノだったけど…^^;
やっぱり特筆に値してしまうのがこのお二人。波岡一喜と安藤玉恵。
それ、演技なんですか?アドリブですか?…まさか素だったりとか?と
聞きたくなるくらいの大熱演。意味が分からない、のは当然なんだけど
もはや絶大な存在感を醸すこのお二人を本編から省くワケにいかない。
大泉が彼女に発する言葉(何語?)も不思議なテンションで場をさらい、
お前はスタントマンか!?と見紛う波岡くんのテンションに絶句する。
今時そのマフラーか?の松重さんもステキだし、トモロヲも女々しい。
というわけで豪華なテンションの脇に支えられ、何とか2も滞りなく…。
しかし、なんて根深く怖いのが人間の持つ憎悪。
先日の「藁の楯」もそうだけど、何であの行動になっちゃうんだろうか。
大物政治家がこの政策をやり遂げるためには…と語るシーンでは、
かの「リンカーン」を思い出させる。一市民でもあったマサコちゃんが、
誰に何の迷惑をかけたというんだろう。大勢が加担する暴力の凄まじさ、
恐ろしさに、アンタら正義の味方にでもなったつもりなの?と問いたい。
(電車のシーンは笑える反面エラく怖かった。撮影も苦労しただろうね)
(前作同様)ちぐはぐな作品
日テレ+ユニオン映画的というか、昭和五十年代ころに流行ったもじゃもじゃ頭の二枚目半探偵が主人公のコミカルなハードボイルド映画の二作目で、本作ではこれも昭和五十年代的な、角川アイドル映画のテイストも加味されている。
ただ、曲者感のあるキャストを揃えていて、それぞれキャラクターは魅力的なのに(こんな筒井真理子は初めて観た!)、それぞれ少しずつ物足りない。渡部篤郎にしても近藤公園にしても、もう少し伏線をはっておけば厚みが増すのにね。
矢島健一が演じた野球男にしても非常に面白いキャラクターだが、その面白さがシーン単発に終わってしまい、設定上の必然がなんら感じられないのは残念。
最大の問題は、この作品のリアリティの水準がめちゃくちゃだということである。
本作における主人公の動機、物語を推進するパワーはゴリ演ずるマサコちゃんの死である。その死に悲憤するからこそ大泉洋は事件の真相を明らかにしようとする。
つまり、この作品はキャラクターの死というものが観客にとっても重大に感じられるような、そんな作品でなければならない。RPG みたいに死んでも教会で復活できるような世界観だったら物語が成り立たないのである。
ところが、一方でこの作品は生き死にに関する表現が軽い。
たとえば前述の矢島健一がバットをフルスイングしても、松田龍平は「いてー」くらいで済ませてしまっている。百歩譲って松田が不死身の超人だとしても、篠井英介があの程度のケガで済むのはおかしいだろう。
この作品はこういうところがちぐはぐだ。他のところでギャグをやってもいいが(エロとか)、生き死にに関するところは一定のシリアスさとリアリティを保たねば物語が成り立つまい。これは監督と脚本家の責任だと思う。
それからヒロインの尾野真千子、見事な泣きの演技だったが、キャスティングとしてはやっぱりちぐはぐ。
彼女が演ずるのは世間知らずのバイオリニスト、悪気はないが短慮かつ自分勝手な行動で主人公を振り回すという、いうなれば「小娘」の役である。その昔の角川映画で三人娘が演じたようなヒロインだ。特に赤川次郎原作の映画でそんなのがよくあったと思うが。
それを考えれば、この役に尾野真千子はうますぎる。微妙な大阪弁はアイドル感がなくもなかったが、みようによってはあざとくもある。
あと、松田龍平のソバットのところでカット割るなよとか、細かい文句もあるが割愛。
文句もあるが、こういう作品が作られること自体は大歓迎で、今後の一層のブラッシュアップに期待したい。その期待の分、評価に 0.5 を加算。
それでもやっぱり好きなのさ。
正直、前作より劣ってるのかもしれない。
龍平クンの出番が増えたのは嬉しかった♪アクションシーンも興奮しました♪
が、犯人………。コレってどーなの!?そんなふざけた理由でマサコちゃんを殺しといて、店から逃げて車にひかれてあっという間に絶命ですか!?唖然としましたね。
でもやっぱりこのシリーズが大好きなのさ〜☆3に期待したいです(^w^)
全30件中、1~20件目を表示














