人生、ブラボー!のレビュー・感想・評価
全7件を表示
心がほんわかする作品
少しおバカな映画が見たいと思ってタイトルで判断してレンタル。
ストーリーがいい。終盤にかけて主人公の冴えない中年男が実は父性というか、スケールの大きな深い愛情を持った人間だということが明らかになっていく。
ほろりと泣けたりもして見終わった後には心がほんわかとあったかくなっていた。
78点
CMからもう内容が分かり泣いていたw
CM見たからCM以上でも以下でもなかった!
もっと良い泣かし方はあるかなー?と
思ったけど見れた
各々の家族を通して
大事な家族について
自分の子が障害持ってたらやはり
申し訳なくなってしまうな…
世界の映画祭で観客賞を受賞したカナダ作品。家族愛&親子愛の雰囲気を...
世界の映画祭で観客賞を受賞したカナダ作品。家族愛&親子愛の雰囲気をリセッシュしても、内面から湧き出る体臭は防げないみたいな凡作。温かいのは好きだけど、ぬるいのは御免だ。これを見ちゃう人が一人でも減るように詳しく解説しちゃうよ。
<あらすじ>父の肉屋で配達員をしてるアラフォーダメ男が主人公。若い頃にSTARBUCKという仮名で600回アルバイトした精子提供で産まれた約500人の青年男女のうち約150人が、父親の身元を公表するように病院を集団告訴した。主人公は身元を隠したまま子供たちと少しずつ知り合い、力を貸して、仲良くなっていくが、自分の彼女も妊娠したので、借金を返して子育てをするために、病院を逆提訴する。結果は主人公の勝訴。でも子供たちに情の移った主人公は正体を明かすことを決意する。が、そうなると賠償金はもらえず借金が返せないばかりか、彼女にもヘンタイと嫌われ家族も失う。さあ、どうする。。。【ココからネタバレ】
じつは昔の精子提供のアルバイトは両親の夢だったイタリア旅行プレゼントのためだった。根がとってもいい子なので今回の借金は父ちゃんが店の金で返してくれた。名前を公表したら、子供たちも生まれてきた妹を祝福して大喜び。彼女もアルバイトの理由を知って、事情を受けとめ、プロポーズを快諾。100人の一人一人とハグしてハッピーエンド。
<感想>この作品、めちゃ大事な視点が欠けてる。産みの親より育ての親というけど、子供たちの父母・養父母が影も形も出て来ないのだ。子供の中には重度障害で施設に入ってる子もいて、感動のBGMに包まれながら車椅子を押して歩くシーンもあるのだが、へんなおじさんに連れ去られて両親はさぞびっくりしたことだろう。。。というあたりを一切省いてる。それってめちゃ一方的だしょ。全員が両親に見捨てられたという設定なのかもしれないけど、家族愛を誇張しておきながら、相当な無神経ぶり。こうなると、出てくる人みんないい人なのが、逆に気持ち悪い。久々に映画見てむかむかした。唯一思い出したのはカナダってフランス語なんだってこと。2点
ご褒美は拡大家族
男性が精子提供をする時に、生まれてくる子の姿まで想像するかどうかはわからないけれど、人助けだったり、お金のためだったり動機はいろいろでも、そこまで考えて提供する人はあまりいないんじゃないかと思う。
若い頃に行った693回の精子提供の結果、533人の子供が誕生し、そのうちの142人から身元開示の訴訟を起こされたサエない中年男のダヴィッドだってそのひとり。
彼は突然の衝撃の事実に面食らい、身元を明かすことを拒絶するが、誰だって突然533人の子どもの父親だと言われても受け入れられる筈がない。
しかし、元々彼は愛情深い男。
借金だって、人を疑うことを知らない人の良さに付け込まれて騙された結果。
映画の中ではっきりとは明かされないが、693回も精子提供をしたのも病気の母親の為のイタリア旅行の費用を捻出するため。
若いダヴィッドには、精子提供くらいしか方法がなかったのだ。
そんな彼が血を分けた子どもたちを放っておける訳がない。
突然現れた533人の子どもたちは、それまで報われることの少なかったダヴィッドの優しさに対するご褒美。
それぞれの子どもたちにとってもいきなり532人兄弟姉妹が出来た。
自分を気にかけてくれる肉親が、いきなり小さな町単位で出現。
こんなに心強いことはないじゃないか!
こんなにチルドレン。
最近、近所にリニューアルされた某シアターにて上映。
おそらく名画座待ちになるだろうと睨んでいたのでラッキーv
とばかりに足を運んだのだが、どうやら客足が鈍いとのこと。
うーん…確かに映画ファン以外にあまり知られてないだろうし、
あとは鑑賞後の実感として…ちょっと完成度が低いかなと思う。
いい話なので(オリジナルだし)もっと面白くできるだろうなぁ。
そこはリメイク権を獲得したハリウッドにやってもらいましょう。
そっちも楽しみ^^;
42歳のダメダメ独身男、ダヴィット。
実家の精肉店を手伝いながらダラダラ生活するも、借金が膨らみ、
妊娠した恋人にも愛想をつかされて落ち込んでいると、今度は、
昔バイトで提供に励んだ自分の精子から533人もの子供が生まれ、
そのうち142人から身元開示の裁判を起こされてしまった、という…
重く考えれば、笑うに笑えない(今後も起こりそうな)大問題に。
冗談じゃねぇ!とばかりに親友の弁護士に泣きつき、逃げ切りを
謀るが、その中に自分が応援するサッカー・チームのスター選手を
見つけ(単純に喜んで)、次々と子供達に逢いに行ってしまうという、
(もちろん自分の身元は隠して)何ともお気楽なダヴィットの性格。
まぁダメ男というのは、女からすると、どこかほっとけない魅力が
あったり、なぜか周囲に好かれたりして、(本人の意向に関わらず)
運が向いてくる人ってのが多い気がする。
今作のダヴィットだって、彼女は警察官だしねぇー。
どうしようもないところ(色々ありますけども)は、大概を受け容れる
寛容な性格にも依るのだろうな、損得を考えないで失敗する人には
こういう性格の人って多い気がしますねぇ。現に周囲にもいますが。
そもそも今回の問題点、たった一人の精子(詳しくは分からないけど)
をそこまで使いまくった病院側に非があるようで、だからこれだけ
父親が同一の子供ができちゃった…?というワケなんですねぇ。
笑っちゃいけないけど、自分がその一人だとしたら微妙に怖い(汗)
自分の父親って、どんな人…?
単純に考えて、子供たちが興味を持つのは分かる気がしますね。
敢えて母親や育ての親を一切登場させないのは、話の流れがまったく
違う方向へいっちゃうからかしら。あくまでコメディに仕上げたかった?
リアルに考えたら、こんなハートウォーミングな話にはならず、
そもそも何でこんな奴がオレのワタシの父親なんだ!!ってそっちで
裁判を起こされそうなご本人ですから^^;
彼のいいところ(父親が息子を諭すあのシーンは良かったですねぇ)を
最大限に発揮させ、どんなバカ野郎でも(あ、ゴメンね)、頑張ったら
ちゃんと人の親になれる。という現実をコメディタッチで綴ってました。
あともう一息で、今作もブラボーに!?
(ダヴィットの精子って42歳でもファイト一発!ってことよ、すごいわね)
全7件を表示