「理屈っぽい」劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
理屈っぽい
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テレビ版をDVDで見終えて見に行った。テレビ版の終盤も、ほむらちゃんが何度でもリトライできる状況に強いインフレ感を抱いた。
まみが死んだ場面に強い衝撃を受けて、このアニメは相当踏み込んだ作品なのだと思ったのだが、リトライできるというのなら、たとえそれが困難を極めるとしても死の重みが全然なくなってしまう。
そして映画版は、また難しい設定が出て来て、しかも時間も巻き戻しできるということに、感情を揺さぶられたところで結局台無しにされるような感覚があり、付き合いきれないと思った。
理屈に理屈を重ねられて、もう理解しきれない。戦闘場面はかっこいいのだが、論理性はなく観念的なもので、しかも何があっても難しい理屈でどうにかされそうな感じもあり、だんだんどうでもよくなり、しまいには眠くなった。
ほむらちゃんの健気なところは好きだけど、全体的にオレには合わなかったです。
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