劇場公開日 2013年7月6日

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「このまま劣化し続けるのか?」ワイルド・スピード EURO MISSION arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5このまま劣化し続けるのか?

2014年6月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

映画館で観ていれば誤魔化されていたのかもしれないが(プラス急に暑くなってバテ気味だったせいもあるのか)、余りに陳腐なストーリーに我慢しきれずに、一度再生を止めてしまった。
翌日もう一度初めから観たが、最初の印象は変わらなかった。
これは最早シリーズ継続の為に無理やり捻り出した脚本としか思えない。
テロだとか、陰謀だとか、
もう既視感あり過ぎ。
頭が悪そうに見えるセリフを言わされる俳優が気の毒で仕方なかったし、おかげで登場人物の誰一人としてキレものに見えないのも辛い。
他のアクション映画でもカーアクションはあるし、そういうその他の作品との差別化が出来ていない。
シリーズのアイデンティティを失ってしまった。
確かにレティとドムのレースシーンなどシリーズ当初を彷彿させるシーンもあるし、戦車のシーンには驚きもあったが、最大の見せ場であろうジェット機とのチェイスのシーンで誰と誰が格闘しているのか分かりにくい。
V・ディーゼルとP・ウォーカーのちょっと捻ったバディもので始まったシリーズがいつの間にか、ファミリーだとか家族だとかになっていて、P・ウォーカーの影が薄くなってしまったのも残念。

とはいえ、次作はマイ・ボディガード候補No.1とNo.3の共演とあっては観ねばなるまい!
これ以上、シリーズが劣化しないよう祈りつつ。

arakazu