「大技、荒業度は前作以上ですが、緊張感が足りなかった。でも次回作は期待できそうです。」ワイルド・スピード EURO MISSION Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
大技、荒業度は前作以上ですが、緊張感が足りなかった。でも次回作は期待できそうです。
大技、荒業度は前作以上でパワーアップしており、敵の兵器もすごい。
どこまでがCGで、どこまでがスタントだかわからない映像も前作以上で、迫力があった。
ワイルドスピード・”ギガ”・マックスという感じでよかったのですが、残念ながら緊張感が足りなかった。
このシリーズのよいところは、主人公にお金や組織がなく不利なところと、犯罪者だから警察につかまるかもしれないという緊張感です。
でも今回は、前作で大金強奪に成功し大金持ちになっているし、警察の依頼だから逮捕されることもない。
主人公の二人はシリーズ物だから絶対死なないとわかっているので、これがなくなるとどうしても緊張感がなくなり、見ていて物足りなかった。
あと、このミッションに参加する理由。
ミッシェル・ロドリゲスを取り戻すためというのがどうも納得できなかった。
「華麗なるギャツビー」じゃないんだから、昔の彼女追っかけちゃだめでしょう?(キャリー・マリガンなら追っかけてもいいけど・・・)と思うのは私だけなのかな?
どこかで元気でやっていてくれたらそれでいいのでは?
それを命がけで、しかも仲間も巻き込んで取り戻すというのはちょっと苦しいです。
家族だからと言っていたけど、本当の家族ではないし・・・。
いろいろこじつけの回想シーンがあったり、ブライアン(ポール・ウォーカー)が自分のせいだとしきりに反省していたりしたけど、やや弱くて説得力がなかった。
でも、ラストの次回作の予告シーンは期待大だった。少々強引だけど、「TOKYO DRIFT」につないでいた。(というかこの話は「TOKYO DRIFT」の前のことかよ?日本平和すぎだろ?)
日本が舞台では、そんなに大技、荒業は使えないだろうし、お馴染のあの俳優が出てくるということは、原点に戻って本当のドライバー対決になりそうで楽しみです。