「王大人「死亡確認…」。 もう『ワイルド・スピード』シリーズじゃなくても良くない!?」ワイルド・スピード EURO MISSION たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
王大人「死亡確認…」。 もう『ワイルド・スピード』シリーズじゃなくても良くない!?
カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズの第6作。
リオで大金を強奪し、世界各地に散ったドム一家。
各々が充実した人生を送っていたが、突如ドムから招集がかかる。ドムがホブスから手渡された写真に、なんと死んだはずのレティの姿が写っていたのだ。
彼女は元イギリス軍人、オーウェン・ショウが率いる犯罪組織の一員として働いていた。
ドム一家は恩赦とレティの為、ホブス達と共にショウ一味の逮捕へと乗り出す…。
○キャスト
ドミニク・トレット…ヴィン・ディーゼル(兼製作)。
ブライアン・オコナー…ポール・ウォーカー。
ルーク・ホブス…ドウェイン・ジョンソン。
ミア・トレット…ジョーダナ・ブリュースター。
レティ・オルティス…ミシェル・ロドリゲス。
ローマン・ピアース…タイリース・ギブソン。
ジゼル・ヤシャール…ガル・ガドット。
○新キャスト
犯罪組織のリーダー、オーウェン・ショウを演じるのは『タイタンの戦い』『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のルーク・エヴァンス。
ポストクレジットシーンに登場する謎の男を演じるのは、『トランスポーター』シリーズや『エクスペンダブルズ』シリーズのジェイソン・ステイサム。
タイトル的にも内容的にも、今が何作目なのか良くわからなくなってきたこの『ワイスピ』シリーズ。
長らくお尋ね者を続けてきたドム一家だが、今回は遂にホブス達警察と共に、正義の味方として悪の組織と戦う!!
正直言って、もう完全に『ワイスピ』シリーズに食傷気味😅
前回の内容と何が違うのか良くわからんくなってきた…。
ランタイムは『MEGA MAX』と同じ130分。
前作はそれほど長いと感じなかったけど、今回はいや〜、長かった〜〜😩
何か全体的にテンポがゆったりしていて、凄く観ていてダルい。
特にクライマックスである飛行機を舞台にしたアクションシークエンスは完全に惰性で観ていた。
だって、あんだけ派手な戦車戦が展開されたら、普通そこで終わると思うじゃないですか!?
そのあとにあんな80'sアクションの出来損ないみたいなアクションシーンを見させられても困る。
たしかに、戦車戦や序盤のカーチェイスなど、いくらか見所はある。
ただ、今回は何故か肉弾戦や銃撃戦になる展開が多い。
『ワイスピ』の魅力は、どうやって撮影しているのか全く分からないほどハードなカーアクションにある筈。
それなのに、なんかかったるいアクションシーンが多くて多くて…。観る映画間違えたのかと思ったよ。
物語的にもこれはどうだか…。
『ワイスピ』にウェルメイドな物語は求めていないけど、今回のはちょっと都合が良すぎ&キャラに愛が無さすぎ。
まるで『魁‼︎ 男塾』のようなレティの生存。
100歩譲ってそれは良いとして、だったらなんでドムに新しい恋人を作ったんだよ〜?
いやマジで、エレナの立場はどうなるの?彼女の事を考えたら、ドムとレティのことを応援しようとは思えない。
ジゼルが死亡する件も、なんか適当。
ガル姐さんが忙しくなってきたから、適当な形で降板させたんじゃないのこれ?
死体が映らなかったけど、まさかまた「実は生きてました」とかやらないよねぇ…😕
てか、恋人を失った直後なのによくBBQに参加したなハンの兄貴💦
兄貴、3作連続で東京東京言い続けているのは流石にギャグですよね…?
大金もゲットし、恩赦も得られて、恋人も戻ってきた。
もはやドム一家に戦う理由はないのだが、今後どうするんだろう?
正直、ポストクレジットでのステイサム登場はかなりアガったので、次回作には期待したい。