「“リスタート”の勇気をくれる映画」オール・ユー・ニード・イズ・キル 藤宮・アーク・紗希さんの映画レビュー(感想・評価)
“リスタート”の勇気をくれる映画
最初は「トム・クルーズ主演のゲームっぽいSFかな?」くらいの気持ちで観たのですが、想像以上にドラマチックでした!『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は、ただのタイムループものではなく、何度も死ぬ中で“どう生きるか”を見つけていく物語。繰り返す戦場を通して、主人公ケイジが臆病な男から真の戦士へと成長していく過程がすごく丁寧に描かれています。
エミリー・ブラント演じるリタの強さも印象的で、彼女が登場するだけで画面が引き締まる感じ。あのパワードスーツの重厚感と、2人のアクションの連携シーンは何度見てもカッコいい! 映像とテンポが抜群にキレていて、ループの繰り返しがまったく退屈にならないのも驚きでした。
観終わったあとには「もう一度やり直せるなら、どう生きる?」と問いかけられるような余韻が残ります。SFアクションとしても人間ドラマとしても完成度が高く、何度でも“再挑戦”したくなる一本です。
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