「最初の友達が先生」ウォールフラワー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
最初の友達が先生
スクールカーストといった具体的な差別なんて感じなかったけど、主にパトリックがゲイであるという秘密やLGBT、そして宗教なんてのが気になる作品だった。上級生サムに勉強を教えるところや、一人だけディケンズを正解する(ノートに書いただけ)頭の良さ。友だちが出来ない寂しさの描写もちょっとだけあっただけで、あらすじに書かれているほど辛そうな日々がなかった気がする。
世界一好きだった叔母ヘレンの存在。好きになってしまったサム。初めて付き合うこととなった女子メアリー・エリザベス。架空の友達に手紙を書くことや、幻覚が現れて記憶を失くすチャーリー。個性豊かなキャラたちだけど、恋愛中心にストーリーが進むので肩透かしを食らった感じがした。
ロッキーホラーショーを演じたり、恋愛経験も豊富で自由奔放なエマ・ワトソンが魅力的すぎた。トラックの荷台で手を広げるポーズの爽快感。キスも慣れてる感じで、深みにはまるかと思えばそうでもない。チャーリーの親友が自殺した話に同情しただけかもしれないのに、成り行きでメアリー・エリザベスと付き合ったり、真実か挑戦で「一番可愛い子にキスしろ」という命題で・・・といった展開。う~ん、楽しそう。
ストーリー的にはチャーリーの回想録っぽいので、それといって感情移入は簡単ではない。彼のトラウマも絡んでいたので、そこが難しい。心和むのは、そうした彼の性格を理解してくれた上級生たちがいたこと。結局、性的虐待といった過去は彼の人格形成のどこまで関わっていたのかも不明のまま。想像ではメアリー・エリザベスが体を触ってきたことに拒否反応起こししたんだろうけど、どこまでが記憶で、どこまでが妄想(?)なのかが微妙・・・病気を真剣に治さないと、ファーストキスの相手さえもあやふやになるかもしれないなぁ・・・俺も夢の中ではいっぱいファーストキスしてるが・・・
kossyさん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
「ロッキーホラーショー」、全く知らなかったのですが、キュートでセクシーなエマ・ワトソン🍷が魅力的でしたね 😍
英語で会話出来るなんて、さすが英文科卒のkossyさん!
私はひたすら「 Thank you so much.」ですね 😆
kossyさん
エマ・ワトソン、キラキラと輝きを放つ宝石のように魅力的でしたね 💎
主役を演じたローガン・ラーマン、友人役のエズラー・ミラー、どちらも役柄のイメージにピタリとはまり、すっかり大人の私も愉しめた貴重な一作となりました 。