「青春」ウォールフラワー メルさんの映画レビュー(感想・評価)
青春
初めて観たのは中学1年生の時で、正直あまり意味がわからなかった。スラングもわからないし青春もよく知らないし、あんなドロドログチャグチャな世界の中に煌めきなんて見つけられなかった。
次に観たのは高校1年生で、ストーリーの意味は少しだけど理解できた。でも今思うと私の青春の絶頂期は高校2年生(17歳)だったから、青春の尊さも輝きもイマイチ理解できないまま、登場人物たちがそれぞれ背負うものに感情移入して涙した。
そしてその次に観たのは大学1年生。眩しくて目も当てられないほどの青春は過ぎ、受験を終え、大好きな仲間たちと離れた後に観るこの映画はあまりにも苦しくて、愛おしくて、輝いていて。この映画の真の価値を初めて理解できたのではないかと思う。
観る時の年齢によってこんなにも感じ方が違う映画は珍しくて、その点にも感動した。だからこの映画が大好きになったし、これからもなにかと観てしまうのではないかなぁ。本当に素敵な映画です。
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