劇場公開日 2013年8月24日

「ガッチャマンとは名ばかりの別物語」ガッチャマン としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ガッチャマンとは名ばかりの別物語

2015年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

仕事も休みなので何本かDVD借りて見逃し作品の鑑賞。
のっけから個人的にではあるが、この作品のリアル世代
としては若干期待もしていました。CMまずまずだし。
評判通り見事に想像していた最悪のパターンでした。
個人的に昭和アニメ実写化外れ3部作にノミネート。
ちなみに、1位はデビルマン、2位がキャシャーン、宇宙戦艦ヤマトだったのですが全て同じパターンですね。
原作をアレンジして今風に仕上げる(話をこねくり回す)
その結果、原作とは全く違う作品に仕上がる。
感情移入できず、がっくしのパターン。
これにルパン3世とこの作品でベスト5は間違いない。
まだ、ヤマトの方が発進シーンのCGがカッコ
良かっただけましか???
なんかハリウッド版ドラゴンボールを思い出す。
鳥山先生もあれは別の作品と言ってましたが
この作品もガッチャマンの名前だけの別作品です。
そもそも敵陣に影の様に忍び寄るのが科学忍者隊
でしょうが、だれだだれだ?ってなってのセリフなのに
自ら「忍び寄る白い影」っておい!
冒頭からずっこけます。
アクションシーンはかっこいいし、
多少メンバーのキャラいじりはいいけど
コンドルのジョーの名前からキャラまで
変えすぎです、全く感情移入できません。
タツノコプロよく、口出さなかったな。
まだ、ガッチャマンクラウズの方が許せるわ。

キャストも今を代表するキャーキャー言われる役者が
いてなんか別にいいんですがキャラに合っていないよね。
とにかく、ガッチャマンでない別のSF作品としてなら
まだ我慢できるし、戦争孤児から選ばれた子供たちが
不思議な石の力で力を得るとかギャラクタ―の誕生背景
とかは別作品なら十分に面白い設定だと思う。
救いは最後のゴッドフェニックスの火の鳥
CGの効果もありまずまず。
でもここしか納得できる所なし。
多分、監督も脚本家もガッチャマンの本当の
楽しみ、カッコよさを知らないで作ったんでしょう。
オマージュが感じられない。

あ、もうひとつユニフォームカッコ良かった。
残念な作品でした。

としぱぱ